スーパーロボット大戦OG外伝
0578話
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って訳だ」
『……フィオナ辺りは寂しがりそうだが』
「確かに寂しがってはいたが、そろそろ兄離れはしないといけない時期だろう。幸か不幸か、ラウルという本物の兄が残っているが」
『おい、アクセル。お前、それを本気で……? あ、いや。何でもない。お前のプライベートに干渉するつもりは無いからな』
何やら言い掛けるが、言葉に詰まるテツヤ。何だ? まぁ、それはともかく。
「さて、じゃあこれでお別れだな」
『ああ。今度会う時には敵対しないでくれると助かる』
『そうですね。私としてもシャドウミラーと幾度も戦うような、インスペクター事件の二の舞は御免です』
「さて、どうなるかはお前達次第……と言っておくか。俺から好んで敵対する気は今のところないから安心してくれ」
「では、良い航海を。貴艦等の安全を願っています」
『良い航海を』
最後にシロガネの艦長として放たれたマリューの言葉に、レフィーナとテツヤの言葉が重なり、それを契機にして通信が途切れる。同時に、アルティスに指示された道に沿ってヒリュウ改とハガネの2艦がソーディアンの出口へと向かって行くのだった。
「ふぅ、行ったな……」
「そうね。でも、ちょっと惜しかったとか思ってるんじゃないの?」
呟かれた俺の言葉に反応したのは、レモンだった。どこか悪戯っぽい目で俺へと視線を向けている。
「まぁ、確かにフィオナやラウル達を引き抜けなかったのは残念だが……」
「そうじゃなくて……まぁ、いいわ。それでこそアクセルですもの」
「レモン?」
謎めいた言葉を呟くレモンに視線を向けるが、何故かレモンは口元に笑みを浮かべて俺へと視線を向けるだけだった。
まぁ、こんな風になったレモンはいくら理由を聞いても絶対に口を割らないからな。今はまずやるべき事をやるか。
「マリュー、イスルギ重工のミツコに連絡を」
「え? あぁ、そう言えば確かにそうね。私達のスポンサーですもの。きちんと連絡はしておかないといけないわね」
俺とレモンのやり取りを、こちらもまた笑みを浮かべて見守っていたマリューへと声を掛けるとすぐに頷き、量産型Wへと指示を出す。そして1分程して。
『あら、アクセル。随分と遅い連絡でしたわね』
「いきなりの挨拶だな」
通信に出るや否や、ミツコは笑みを浮かべつつそう先制してくる。
ミツコにしてみれば、恐らく連邦軍経由で連絡が回った後での通信だからな。多少不機嫌になるのはしょうがないか。
「既に連絡はいってるようだが、ソーディアンの攻略は完了した。これでシロガネ譲渡の条件を達成したと判断しても構わないか?」
『ええ、勿論ですわ。その件に関しては大変感謝しております。……それで、肝心のソーディアンについてですけど』
意味あり気にチラ
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