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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0578話
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る。
 とは言え、このままという訳にもいかないか。

「ただ……そうだな。お前達がどうしても俺に連絡を取りたくなったのなら、アヤに話を通せば何とかなるかもな」
『それは、アヤ大尉が君との個人的なパイプを持っているという事か?』

 テツヤの声に小さく肩を竦める。

「さて、俺個人の人間関係をどうこう言われたくはないが……まぁ、今のはあくまでも独り言のようなものだと思ってくれ」
『……分かりました。何かあった時にはアヤ大尉に連絡をさせて貰います』
「ただし!」

 レフィーナの言葉を遮るようにして、言葉を挟み込む。

「……ただし、だ。もしそれを利用して俺を誘き寄せ、俺達の戦力を徴収しようなんて事をしたら……嘲笑する虐殺者の名を持つ、ニーズヘッグの牙がお前達を噛み殺す事になる。それだけは覚えおけ」
『俺達がそんな真似をすると!?』
「もちろんテツヤ・オノデラの言うように、お前達自身がそんな真似をするとは思っていないさ。だが、いるだろう? 他人の持っている物を見ると自分の物にして、それをどうにかして手に入れようとする奴が」
『……ケネス少将』

 俺の言葉ですぐにその名前が出て来る辺り、やっぱり内心では反発しているんだろう。極東支部前司令のレイカーを人質にされているようなものだしな。

『覚えておきましょう。私としても、あのネオ・グランゾンを倒したニーズヘッグと戦いたいとは思ってませんので』

 ごくり、と小さく唾を飲み込んだレフィーナがそう告げてくる。
 ちなみに、シュウとの戦いの時には機体を動かす事は出来無かったが、外の様子を見るのは問題無かったらしい。つまり、ヒリュウ改やハガネのメンバー全員がニーズヘッグがどれだけの性能を持っているのかをその目で確かめた訳だ。
 そうして、それから5分程世間話をしていると、やがて時間が来る。

『さて、ではそろそろ時間ですので私達は地球へと戻らせて貰います。私達が去った後にはケネス少将の息が掛かった艦隊が来ますので、なるべく早く転移してくれると助かります』
「ああ、分かっている。レフィーナ艦長も元気でな。今回は共闘してくれて助かった」
『いえ、こちらもシャドウミラーの戦力があって助かりましたし』

 笑みを浮かべてそう告げてくるレフィーナ。
 その言葉を聞き、次にテツヤの映し出されているモニタへと視線を向ける。

「フォルカはどうした?」
『先程ソーディアンに降りたのを確認した。コウタやショウコとの別れも済ませたらしい。……そちらは、エクサランスチームとはもういいのか?』
「ああ。確かに俺はあいつらの保護者的役割を担ってきた。だが、あいつ等は既に巣立ちの時だよ。自分で自分のやるべき事、やりたい事をしっかりと出来るようになっている。だから俺はもうお役御免
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