第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第一章 第一層攻略
第3話 ゲーム開始一日目で…
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すか!? …うう、あたしクエストのボーナス経験値を入れても4になったばっかです」
「まぁ、シリカはサポートだったからなぁ」
と、そんな下らない話をしていたら、帰り道の前に人影が現れた。
「だ、誰ですか!?」
シリカがその人影に聞いてみた。そしたら…
「もしかして…シリカか?」
なんと、その人影は……キリトだった。
そして3人で帰っている中で、キリトも死にそうだったということを知った。
しかもなんとキリトは、プレイヤーに殺されかけたらしい。
その話を聞き、改めてこの世界の怖さを思い出させられた。
(俺ももう、さっきみたいな無茶はしたくないな…)
と、俺は心から思うのだった…
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そして村に俺たちは着いた。着いてから早速クエストクリアするために受けた場所に行き、報酬とボーナス経験値を貰った。
俺は片手剣《アニールブレード》を貰い、ボーナスでレベル6になった。
シリカも短剣《シェイクソード》を貰い、レベルは4のままだが、すぐ上がるだろう。
そのまま外のクエストもクリアしたためか、村のNPCにキリトとは違う部屋に案内された。案内される途中で村には数人のプレイヤーがいた。おそらく彼らもβテスターなのだろう。
そんな風に村を見ながら案内された部屋に(てっいうより小屋に)俺は言葉を失った。
……よりによって2人部屋かよ…
部屋に入ってから俺は、流石に今日会ったばかりの男とゲームの中とはいえ嫌だろうと思いシリカに聞いた。
「俺…外で寝ようか?」
そしたらシリカは、俺の言葉に予想とは違う答えを返してきた。
「いいえ、一緒にいて下さい」
「え?」
「一人だと気がどうにかなってしまいそうで、怖いんです…」
その言葉を聞いて、やはり自分はゲームの中でもダメダメだと思った。
俺より年下の女の子が怖くないわけ無いのに、それに気がつかないなんて…
……それに…
(俺もあらためると、一人だと今日はどうなるか分からないかも…)
「なら、この部屋で一緒に寝よう。流石に同じベットは無理だけど、俺はこの部屋に一緒にいるから…」
「はい…ありがとうございます」
「いや、いいよ。俺も凄く助かる…」
「え?」
「ああ…いや…その…も、もう遅いから明日に備えて、もう寝よう!」
「え? あ、はい??」
俺は『俺も一人じゃ寝られないかも…』というのが恥かしくて、誤魔化すように
ベットに横になった。
「それじゃあ、お休み。シリカ」
そしてシリカも不思議に思った顔でベットに横になり、
「はい、お休みなさい。シュウさん」
と、普通に挨拶を返してくれた
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