あら、魔王襲来のお知らせ? 後半
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いうこと、ですか・・・答えるなら、死人を出さないための作戦、ですかね〜」
「は?」
「さっきのがあれば斑ちゃんの死の風は周りにいきませんし!」
そう言いながらすぐそばにいたいざやんを押しのけて、隙ありとばかりに放ってきた黒い風を、全部取り込みます〜。
「私には、あれは効きませんから〜」
「・・・なるほど、それがオマエのギフトか?」
「まあ、その一端、ですね〜」
それで、一応は納得してくれたみたいです〜。
言い訳なんですけどね〜。
「なら、こっからは手を貸せ!黒ウサギに作戦がある」
「お断りしま〜す」
まったく、そんな事をさせちゃったら、こっちの作戦が台無しじゃないですか〜。
「・・・なら、どうするつもりだ?」
「簡単なことですよ〜。私達、“ヘル・サタン”で魔王は倒します〜。プリムちゃん、もう始めちゃってくださ〜い」
いざやんにこれ以上構っていたら、その隙にいざやんの言う作戦、とやらが実行されちゃいそうですからね〜。
急ぎましょう。
「いざやんは、少し離れててくださいね〜」
そう言って一度、いざやんを投げ飛ばします〜。
驚いた顔も出来るんですね〜。
「・・・よし。偽りの伝承のステンドグラスは破壊できたわ!行くわよ、葵!」
「はい、いつでもいいですよ〜」
「貴女たち、何を・・・」
はいはい、もう少しだけ待ちましょうね〜。
そして、プリムちゃんはギフトカードを掲げて・・・
「ではでは、死神様。・・・地獄へ、ようこそ」
「な・・・!?」
一瞬光ったら、次の瞬間にはそこは地獄でした〜。
これはこれは・・・いかにも、地獄、って感じですね〜。
「こ、ここは・・・」
「さっきプリムちゃんが言ってたじゃないですか〜。ここは、地獄です♪」
「け、けど・・・!ルールではゲーム盤から出ることは禁じられてるはず、」
「ああ、それは大丈夫よ。ただ、高度がかなりマイナスだけど」
そう、ここはあのハーメルンの街の下に動いてきた地獄。
地獄はやっぱり、地面の下に無いと、ですよね〜。
「・・・でも!ここで貴女たち二人を倒せば、」
「あらあら、それは無理ですよ〜」
斑ちゃんが何かしようとした瞬間に、そこらじゅうから鎖が伸びてきて、斑ちゃんを拘束します。
これで、斑ちゃんは逃げることも出来ないですね〜。
「鎖ごときで・・・!」
「無駄よ。地獄はアタシの空間。ここで、アンタじゃアタシには勝てない」
実際にそうなんでしょうね〜。
プリムちゃん、かなり強くなってますし〜。
「さて、では・・・ミカさん、お願いします」
『OK!いくよ葵ちゃん!!』
一瞬だけミカさんが十字架から出てきて、そのまま私の体
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