あら、魔王襲来のお知らせ? 後半
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後ろで驚いてる気配がありますね〜。そういえば、あの二人に見せるのは初めてでしたか〜。
「この方法なら、あなたが死の風を放てるのは私だけ。そして、私にはそんなもの効きませんから〜」
「なるほど。一番死人が出ないように、ってこと?」
「一応、それも配慮してますね〜。ついでですけど♪」
そう言いながらミカさんの浄化の力を解放して、斑ちゃんにダメージを与えます。
やっぱり、死神に対してこれは効くんですね〜。
「今のは・・・」
「そうそう、一つだけ忠告しておきますね〜」
そう言いながら、私は今まで一割程度で出していたプリムちゃんの炎を、十割まで解放します〜。
「私は確かに神格級の武器を持ってるわけじゃないですけど、神霊と同じ攻撃はできるんですよ♪」
∵△∵△
捜索隊は、ステンドグラスが発見されるたびに焦りを増していった。
「見つけました!ですが・・・」
「どうした!?どのステンドグラスを見つけたんだ!?」
「・・・鼠を操る道化、です」
「く・・・また偽りの伝承か・・・!」
マンドラがそう憤る横で、ジンも焦りながら砕くように指示を出す。
これまでの間に、彼ら捜索隊はたくさんのステンドグラスを発見した。
だが、いまだに真実の伝承のステンドグラスは一枚たりとも発見されていない。
そこには葵の作戦が影響しているのだが・・・そのことを、彼らに知る由はない。
彼らはその後も、ただひたすらに偽りの伝承のステンドグラスを破壊し続けるのであった。
▽∴▽∴
時は少し進み、飛鳥とラッテンの勝負。
ラッテンはディーンに殴り飛ばされ、建物に突っ込んで軽く血を吐いていた。
「く・・・でも、まだ負けるわけには、」
「うんうん、それはいい心がけだね」
自分の白装束が血で染まっていることを気にもしないで立ち上がった瞬間、彼女の後ろから男の声がした。
ラッテンはとっさに振り返ろうとするが・・・その前に、首筋に一撃を喰らって意識を失ってしまう。
「よし。あとは、このままだと霊格の磨耗が危ないし・・・」
そう言いながら彼はラッテンの胸の上に手をかざし、少しだけ自分の力を使う。
「よし。さて、見つかる前に立ち去るとしますか」
そう言って、彼は翼を広げて飛び立つ。
遅れて飛鳥が来たときには、一部が血に染まっている以外、何もない壊れた建物があるだけであった。
この少し後に、十六夜と戦っていたヴェーザーの姿も、十六夜の目の前で、一瞬の間に消えた。
▼△▼△
「大罪の炎〜」
「この・・・!」
私が両手から七つの炎を同時に出すと、斑ちゃんはそれを黒い風で防ぎます〜。
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