あら、魔王襲来のお知らせ? 後半
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「全部、理解できてますよ〜?」
「な・・・マジかよ。なら、それを」
「でも、教えてあげませ〜ん♪」
その瞬間に、いざやんの顔が固まりましたぁ。
いいですね〜、その表情。
「・・・テメエ、」
「スイマセンが、今回のゲームにおいて、私達はコミュニティの強化を図ります。なので、教えてあげることは出来ませ〜ん」
あらあら、なんだか釈然としなさそうですね〜。
「・・・はぁ、なら一つ思ったことを」
「なんだ?」
「いざやんは、自分が分からないからといって他人に教えてもらって、それで満足なんですか〜?」
「それは・・・」
いざやんは頭をガシガシとかいて・・・
「・・・はぁ、確かに言うとおりだ。ゲームのクリア条件の謎を解いたからって、それが共有する義務はねぇ。その知識はそいつ自身のもんだ」
「そうですよ〜。では、頑張ってくださ〜い」
「・・・ああ。だが、少しは話してもらうぜ?」
そう言っていざやんが取り出すのは・・・
「ああ、なるほど。命令権ですか〜」
「そうだ。これを使うのは自由だろ?」
「はい、その通りですよ〜」
「じゃあ、ヒントを頼む」
「・・・では、時代背景と黒死病について。・・・それと、ハーメルンの碑文と本来の伝承をしっかりと見直してくださ〜い」
その瞬間に、命令権はボロボロと崩れていきました〜。
はい、これで私の分は終わりですね〜。
「ふぅん、なるほど・・・」
「あらあら、分かっちゃいましたか〜」
となると・・・うまく動かないと、ですね〜。
難しくなってきましたけど・・・何とかなるでしょう。
△▼△▼
ゲームが再開すると同時に、周りの風景は一瞬で変わりましたぁ。
これは・・・ハーメルンの街並、ですかね〜?
「これは・・・」
「ゲーム版、だね。どうするんだい、葵ちゃん?」
「そうですね・・・予定通り、プリムちゃんは全力で真実の伝承のステンドグラスを探してきてくださ〜い。たぶん、ステンドグラスはゆかりのある場所に隠してあると思いますから〜」
「ん、分かった」
プリムちゃんには空間倉庫とベルゼブブのところから取ってきたもの全部を渡してありますし・・・何とかなりますよね〜。
「で、ミカさんは予定通り、あの二人を」
「OK、葵ちゃん。君はどうするんだい?」
「私は、」
そう言いながら私は空中に目を走らせて・・・
「あの、斑ちゃんと戦ってきま〜す」
そう言いながら、まだ戸惑って動けないでいるほかの参加者を置き去りにして、斑ちゃんの元まで跳びます。
お、驚いてますね〜。
「昨日ぶりですねぇ、斑ちゃん♪」
「そうね・・・あなたがお相手?」
「はい〜。後から来るか
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