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検索失敗の異世界録
あら、魔王襲来のお知らせ? 後半
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年兵関連だと思いました〜」
「確かに、見た目だけならそうね。もしかすると、その要素も少しは入ってるのかも。・・・でも、あの時振るった力は自然現象を操る類のもの。ハーメルンの伝承でそんなことが出来るのなんて・・・」
「確かに、ヴェーザーだけですね〜」

 それなら納得ですぅ。
 それに、ヴェーザーがいないと成り立ちませんし・・・

「・・・よし、全部分かりましたぁ。もうゆっくりしましょ〜う」
「って、は!?何が分かったのよ!?」

 プリムちゃんがすごい剣幕で迫ってきますね〜。
 かわいいお顔が台無し・・・でもないですね〜。
 これはこれでかわいいですぅ。

「簡単なことですよ〜。誰が真実の伝承なのか。そして、このゲームのクリア方法、ですぅ」
「それ、今まさに全コミュニティが必死になって探ってると思うんだけど・・・」
「そうですね〜。いざやんとか、相手から情報を引き出そうとしてる気がしますし〜」

 口先で色々と情報を引き出してきそうですよね〜。
 それに、新興のコミュニティなのか人材も欲していましたし・・・

「・・・あ、プリムちゃん。私、面白いこと思いついちゃいました〜」
「・・・な、何よ?その顔、何かたくらんでそうですごく怖いんだけど・・・」
「そんなこと無いですよ〜?いつも笑顔を、が私のモットーですから〜」
「確かに笑顔だけど、笑顔だけで百種類はあるんじゃないの?」

 さすがに、そんなには無いですよ〜。

「・・・で?そんな悪巧み?」
「プリムちゃんもノリノリじゃないですか〜」
「まあこれでも?魔王サタンの娘なんだし」

 そうでしたね〜。すっかり忘れかけてました〜。

「では・・・今、私達のコミュニティって三人だけじゃないですかぁ」

 そして、私は思いついた作戦を話し始めました〜。

「いっそ、三人とも私達のコミュニティに引き込んでしまいましょう♪」



▲▽▲▽



「ちょっといいか?」

 私が膝の上のプリムちゃんを愛でていたら、いざやんが声をかけてきましたぁ。
 いつもとは違う真剣な感じですし・・・仕方ないですねぇ。

「ええ、いいですよ〜。プリムちゃんはどうしますか〜?」
「いてもどうしようもないでしょ・・・アタシは、少し手伝いでもしてくるわ」

 そう言って膝から飛び降りて、部屋から出て行ってしまいましたぁ。
 また捕まえるのが大変なんですけど・・・仕方ないですね〜。

「で、どんなご用件ですか〜?」
「ちょいと質問。お前は、」
「どこまで今回のゲームを理解しているか、ですか〜?」
「・・・ああ、そうだ」

 やっぱり、それですよね〜。
 そこまでしないといけないほど切羽詰っているのでしょうか・・・でも、

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