あら、魔王襲来のお知らせ? 後半
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う気もなくなるわ」
そう言いながら、腕の中で脱力する斑ちゃん。
あれあれ〜?
「魔王様が、ゲームの最中にそれでいいんですか〜?」
「いいのよ。どうせ今、あんたに倒す気はないみたいだし」
「まあ、そうなんですけどね〜」
どうせ、ウサちゃんが何かするでしょうからね〜。
それまでの時間は、気にしなくていいでしょうし〜。
・・・ばれたら、プリムちゃんにお説教ですかね〜・・・
「・・・私の名前はペスト」
「そうですか。では、これからもよろしくお願いしますね、斑ちゃ〜ん」
「呼び方変えなさいよ!」
「い〜やで〜す。最初に名前を言わなかったのが悪いんですから〜」
お、今回も諦めたみたいですね〜。
本当に、プリムちゃんとは色々と違いますね〜。
「で、一つ提案なんだけど」
「なんですか〜?」
「あなた、」
「朱羽葵、で〜す」
「・・・アンタ、」
「あ・お・いで〜す」
「・・・葵」
「は〜い。何ですか〜?」
やっと呼んでくれましたね〜。
「あなた、私のコミュニティに入らない?」
「そうですね・・・お断りしま〜す♪」
「即答ね・・・そんなにいいコミュニティに入ってるの?」
「コミュニティ、ヘル・サタンに所属してま〜す」
「聞いたことないわね・・・」
まあ、無名ですからね〜。
「“審判権限”の発動が受理されました! これよりギフトゲーム“The PIED PIPER of HAMERUN”は一時中断し、審議決議を執り行います!プレイヤー側、ホスト側は共に交戦を中止し、速やかに交渉テーブルの準備に移行してください!繰り返します――――――――」
と、そんな事を考えていたらウサちゃんの声が聞こえてきました〜。
「・・・一時中断、ね。放してくれるかしら?」
「仕方ないですね・・・はい、どうぞ〜」
私が放すと、斑ちゃんは一瞬で消えてしまいました〜。
速いですね〜。
「・・・で?アンタは、なにやってるのかしら?」
「さてはて、何のことでしょうね〜?」
後ろから、プリムちゃんの声が聞こえてきました〜。
怒ってますね〜。
「とぼけるんじゃないわよ!アンタは、なにやってたのよ!?」
「敵の主力を抑えてました〜」
「確かに抑えてたけど、戦う気はなかったわよね!?」
「それでも、彼女が出来たことなんて特にないですよ〜?私に捕まる前に、何かばら撒いてましたけど〜」
「それ、回収したんでしょうね?」
「出来る限りは。それでも、全部とはいきませんでしたね〜」
アレは、なんだったんでしょうか・・・
そう考えて、腕に意識を向けて・・・
「わっ・・・なに、この死の気配・・・」
「え?これ、死の気配がするんですか
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