〜前編〜
11話
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次の日の朝、朝早くに海斗は目を覚ました。まだあたりは薄明るく時計を見なくても相当早い時間だとわかる。
「ん〜、なんか早く起きちゃったな」
隣に寝ている恵那を見てみるとまだスースーと寝息を立てて安らかにねていた。
(やっぱり恵那も起きてないか)
「何もやる事ないからトレーニングでもするかな」
俺はカンピオーネになってからトレーニングをやり始めている。なんだかんだ言ってもまた神様絡みの事件に絡まれるだろうと思って少しでも武術を出来ればと自己流で始めてみたんだけど、なにせ武術の初心者なので上手くなっているかはわからないんだよな。時間は俺の持ってる権能でなんとでもなるんだけど分からないから最近は筋トレしかやってないんだよな。ま、そのおかげで結構体は鍛えられてきたんだけどな。よし、そろそろ剣の稽古でもするかな。そう思いカンピオーネになってからはいつも持っているおじいちゃんからもらった短刀を持ってきているバックから取り出した。そのまま旅館からでて近くにある公園に行った。
「我、時間を動かす者なり。我、時間を制する者なり。時よ、我の思うままに動きたまえ。我のために動きたまえ」
時間を制御する時の言霊を言うとあたりは俺以外は時間の流れが止まったようにほとんどうごかなくなった。実際はよく見ないとわからないぐらいだか動いてはいた。
この権能は制限があり、今はまだ完全には掌握していないからこの権能が使えるのは30分ぐらいで使ったあとは3時間ぐらい使えない。結構戦闘中は使いがってが悪いが使い所さえ間違えなければ戦闘を有利に動かすことはできそうだ。他にも時間制御の権能はあるのだが今は説明しても意味がないのではぶかせてもらう。30分しか使えない権能だが、俺自身の体感時間では3時間ぐらいだから結構な時間を使える。こういったトレーニング等には使える権能である。
30分のトレーニングを終えて、旅館に戻ったらまだ恵那は寝ていたのでトレーニングで汗もかいたので風呂を浴びに行くことにした。
風呂に入って部屋に戻ってきた。さすがにもう起きてるだろうと思い、鍵を開けドアを開けながら声をかけた。
「おーい、起きたかー。朝だそー。、、、、あれ?」
声をかけたが返事が無く部屋のなかの気配探って見ると恵那の気配がなくなっていた。嫌な予感が頭をよぎる。急いで部屋に入るがだれもいない。
「おい!!恵那、どこにいるんだ。出てこい!!」
一応、予備掛けて見たが反応はなかった。嫌な予感が現実となっつしまった。
「くそ!くそ!くそ!どこに行ったんだ。ちくしょっーー!!」
机の上には不思議な水晶玉のみが置かれていた。それは赤い色で出来ていてその赤はどこか炎の赤を思わせる色だった。
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