スーパーロボット大戦OG外伝
0577話
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に、向こうで聞いた話くらいだな」
「そうか。ヒリュウ改やハガネと共に戦った……いや、一方的に手伝ってアインストの親玉を倒した後、俺達はそのままアインスト空間とでも呼ぶべき場所から脱出する事が出来ずに次元の狭間に放り出された」
「次元の狭間……?」
想像が付かないのだろう。不思議そうな顔をしているアルティス。
逆にある程度の知識を持っているスレイは、頬を引き攣らせるようにして俺の話を聞いている。まぁ、今はそれよりも話の続きだ。
「そうだ。次元と次元の狭間。世界と世界の間にある空間。本来であれば俺達はそのままそこで死んでいただろう。空間倉庫の中にホワイトスターという存在がなければ、な」
「ホワイトスター……それは、確かエアロゲイターとかいう勢力の要塞だった……か?」
「ああ。それを俺が戦闘のドサクサに紛れて掠め取っていた訳だ。で、その後次元の狭間にあるという利点を使って、様々な他の世界と行き来出来るようになった訳だ。そしてその世界の1つが火星という星のテラフォーミングを行っている。それも、俺達主導でな」
そこまで言われて、ようやく俺が修羅に提供出来る土地というのを理解したのだろう。目を見開いて俺へと視線を向けてくるアルティス。
「では……」
「そうだ。その火星。そこが俺がお前達修羅に提供出来る土地だ」
「火星……だがテラフォーミング、つまりはまだ住めるようにはなっていないのだろう?」
「そうだな。だからこそ、条件にこれまでの修羅としての生き方を捨てて貰うとあった訳だ」
「つまり……私達にもそのテラフォーミング作業を手伝えと?」
「自分達が住む星を開発するんだ。それなら、修羅界の二の舞にはならないだろう?」
「それはそうだが……」
ふむ、アルティス本人としてはやはり若干の不安があるか。まぁ、修羅達がテラフォーミング作業を出来るかどうかと言われば、確かに不安もあるか。そもそも基本がヒャッハー世界の住人で、育てるよりも破壊を好むところがあるからな。それを抑えられるかどうかは……まぁ、前修羅王のアルカイドならその性格や力、カリスマといったもので従わせてたんだろうが……良くも悪くも強烈な印象を残したからな。
だが、だからといって俺と手を組んだ以上は既に火星のテラフォーミングに乗るしかないというのも事実なのだ。
「ちなみにだが、お前達に提供予定の火星は魔法世界という場所に繋がっている。そこには闘技場や賞金稼ぎ、トレジャーハンターといった存在もあるから修羅としての闘争本能はある程度満たす事が出来るだろう」
「……本当か?」
「ああ。ただし修羅神の類を使ってではなく、あくまでも生身での戦いになるだろうけどな。そしてそこで修行すれば……こういう事も出来るようになる」
パチンッと指を鳴らして俺の影から
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