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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0577話
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る欠点がある。……いや、仕様と言ってもいいだろうな」
「仕様?」
「ああ。この空間倉庫には生命体を収納出来ない。例えば、人間、動物とかだな。もちろん死体であったりすれば収納は可能だ」

 俺のその説明に、ピクリと頬を動かすアルティス。まさか修羅全員を殺す訳にはいかないのだから、それも当然だろう。

「そこで、修羅の人数の話だ。修羅をこのシロガネに乗せてしまえばソーディアンに生命体はいなくなるからな。そうすれば当然空間倉庫に格納出来る。後はそのままシャドウミラーの本拠地を通し、お前達に提供する事の出来る場所に移動して、そこでソーディアンを空間倉庫から出す」

 まぁ、それをやるには麻帆良にシロガネを出す必要があるが、その辺はフェイトやエヴァ、あるいは近右衛門やネギ辺りに頼んで全力で認識阻害を使って貰うとしよう。

「……なるほど、話は分かった。私としては特に異論は無い。いや、代案が無い以上はそれ以外に取るべき手段が無いというべきか」
「そうか、分かってくれて何よりだ。それで、修羅の人数はどのくらいだ?」
「そうだな、私も全ての人数を確実に把握している訳ではないが、500人前後だと思う」
「500人、か。多少窮屈ではあるが何とかシロガネに収容は可能だな」

 視線をレモンの方へと向けると、小さく頷く。レモンとしてもシロガネに500人程度なら収容可能と考えているのだろう。この地球に攻めてきたにしてはやけに人数が少ないようにも感じられるが、そもそも修羅界から逃げる為に当時の修羅王アルカイドがソーディアンに避難出来る修羅達を避難させたという流れを考えると、それ程不思議でもないのか。

「ただし、言うまでも無いがこのシロガネは俺達の艦だ。変に興奮して暴れるとかは無しにしてくれ」
「……分かった。皆に言い聞かせよう」

 アルティスが頷いたその時、ブリーフィングルームの扉が開いて、フィオナ達を見送ってきたスレイがブリーフィングルームへと戻ってくる。そして俺やアルティスの表情を見て小さく頷きながら口を開く。

「その様子を見る限りだと、話は大体決まったらしいな」
「ああ。まぁ、色々と大変な状況ではあるが……」
「……アクセル」

 スレイへと向かって声を掛けようとしたその時、不意にアルティスが俺へと向かって声を掛けてくる。その表情は先程までの安堵の表情ではなく、酷く真面目なものだ。

「どうした?」
「そろそろ、私達に提供されるという土地がどのような場所なのかを教えて欲しい。修羅を率いる身としては、皆に説明する義務がある」
「……そうか。それもそうだな。確かにその辺の事を教えておいた方がいいか。さて、そうだな。どこから説明するか……まず、俺達シャドウミラーという存在については何処まで知っている?」
「フォルカと共
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