暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos20-B騎士と魔導師の戦舞踏〜3rd Encounter〜
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かった。下を見ると、月村が上手く行ったという風に満足そうに笑みを浮かべたのを見た。限定的な空戦をすることが出来るのだな。騎士リサと似通った戦いをする。これもフライハイトから戦い方を教わったからか?
「ファルシオンフォーム!」
銃剣形態から剣形態へと戻したバニングスはカートリッジを1発とロードし、刀身に炎を噴き上がらせた。
(どちらにしろ、楽しくなってきたな)
私にはフライハイト、そしてテスタロッサと剣を交えたかったという思いがあった。フライハイトは言わずもがな、テスタロッサは初邂逅の際、ルシリオンへの攻撃を見て剣を交えたいと思ったのだ。あの時は怒りで荒い筋だったが、冷静になった時の事を想像して心が躍った。そして今、バニングスと月村のコンビもまた面白いと思うようになった。将来が実に楽しみだ。
「うりゃぁぁぁ!!」
――フレイムウィップ――
炎の鞭を横薙ぎに振るってきたバニングス。空戦は陸戦以上に行動範囲が広い。ゆえによほどの鈍間でない限り、「容易く避けられる・・・!」僅かに降下。頭上を通り過ぎて行く炎の鞭を背に、一気にバニングスへと向かう。
――バスターラッシュ――
下方から放たれてきたのは冷気の砲撃。それすらも避けつつカートリッジ3発を給弾する。これで手元にあるのはいま給弾した3発を合わせて残り6発。この6発で決着を付けなければならない。
≪Explosion. Schlange form≫
カートリッジを1発ロードし、“レヴァンティン”を通常の剣形態から連結刃形態へと変形させる。
≪Schlange Bei?en Angriff≫
狙うはバニングスではなく、あの娘が足場とする氷塊、その数8。シュランゲフォルムでの攻撃時は移動が出来ず防御も困難にはなるが、それより前に「断ち切る!」長く伸び往く“レヴァンティン”を操り、氷塊へ突撃させる。
(まず1つ!)
バニングスの居ない足場を貫いて砕く。シュランゲバイセン・アングリフは刃全体に魔力付加がされ、強力な障壁破壊効果を有している攻撃法だ。おそらくあの氷塊も何かしらの防御魔法(もしくはただ足場を作るだけの補助かも知れんが)だろう。相性的にはこちらの方が有利だ。
(2つ、3つ、4つ・・・!)
――フローティングアイス――
順調に破壊していき、バニングスの氷塊を砕くその瞬間にまた新しい氷塊が作り出された。バニングスは「助かったわ、すずか!」と礼を言いながら新たな氷塊へと跳躍して移動。それを見た私はすぐさまバニングスの立つ氷塊へと剣先を突撃させる。
(氷塊を作り出している間は他の魔法が扱えんようだな、月村)
高速で氷塊を壊しまわる“レヴァンティン”に注意しなければならない状況下、それも仕方のないことだと
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