暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos20-B騎士と魔導師の戦舞踏〜3rd Encounter〜
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を見たその時。
「「ディザスタークロス!!」」
そんな掛け声とともにグンッと魔力反応が強くなったのを感じた。考える間もなく大きく跳び、空へと上がった。その直後、先程まで立っていた場所を2条の砲撃が十字状に通り過ぎて行った。片方は冷気、もう片方は火炎だ。
空に上がったことでバニングスと月村の姿を視認することが出来た。砲撃が交差した地点から50mと離れていなかった。その距離で2人の気配を感じ取れなかったなど、信じたくはない事実だった。
(それよりバニングスのデバイスのあの形態は・・・!)
“フレイムアイズ”が銃剣と化していた。先程までの剣の峰側に狙撃銃の銃身がある。ルシリオンの話では“フレイムアイズ”は一形態のみだと聞いていたのだが。これは警戒の必要があるな。
「行っくわよ〜・・・!」
――ブレイズロード――
バニングスの足元から炎が噴き上がったのを視認。何をするのかと思った直後、「おりゃぁぁぁぁ!」その炎を爆発させ、爆炎を利用して私の居る空にまで跳び上がって来た。
「スピンニングコロナ!!」
「ほう・・・!」
面白い戦い方をする娘だ。燃え盛る“フレイムアイズ”を掲げた上で体を丸め、高速前転しながら迫って来た。それはさながら炎の車輪。回避する事こそが最良の一手だろうが、私を空へ上がらせたことへの褒美として「受けて立つ!」3発目のカートリッジをロード。刀身に炎を噴き上がらせる。
迫り来るバニングスに向かって「はっ!」“レヴァンティン”を横薙ぎに振るう。そして衝突。高速回転するバニングスの“フレイムアイズ”と私の“レヴァンティン”の間で激しい火花――いや互いの炎が撒き散らされていく。
「ぐっ・・・!」
予想以上に強烈な攻撃に思わず苦悶の声を漏らしてしまった。だが「はぁぁぁぁ!!」“レヴァンティン”を振り抜きつつ、左手に持つ鞘に魔力を付加した状態で同時に振るった。
「くぁ・・・!」
それでバニングスを弾き返すことが出来た。落下中にカートリッジを給弾しようと考えていたのだが、「まだよ!」バニングスが体勢を整え、銃剣形態と化している“フレイムアイズ”の銃口をこちらへ向けてきた。しかもカートリッジを4発も使うのを見た。銃身に環状魔法陣が4つと展開される。明らかに大威力の砲撃魔法だ。
「フレイムアイズ!」
≪イジェクティブ・ファイア!≫
「いっっけぇぇーーーッ!!」
そして発射された火炎砲撃。炎熱に耐性の有る私でもまともには受けたくない魔力量だ。横移動することで回避。そして飛行魔法を扱えないというバニングスの追撃へ向かおうとしたのだが。
――フローティングアイス――
「ほう」
ミッドの魔法陣上に具現された氷塊を足場としたバニングスは落下することはな
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