暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos20-B騎士と魔導師の戦舞踏〜3rd Encounter〜
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ってことで断念。でもチャンスがあれば挑んでみたい、とも思ってた。
(だからと言ってすずかを犠牲にしてあたし単独でセイバーに挑むわけにはいかないわよ!)
必死にこの状況を打破する方法を考える。でも「ダメ・・・、浮かばない・・・!」ここで戦闘経験の少なさが出た。何をやろうとしても“レヴァンティン”の刃に裂かれる結果しか脳裏に浮かんでこない。降参することを視野に入れ始めた時、セイバーの様子がおかしいことに気付いた。さっきの1回だけで、あれから降参も促してこないし。
『こちらアースラ! アリサちゃん、すずかちゃん! 結界外上空に新たな守護騎士が現れた! ガーダーだ! くそっ、戦力の大半はランサーに向かっている今、ガーダーを止めることが出来ない!』
『アリサさん、すずかさん! セイバーの捕獲は諦めましょう! 今は何よりあなた達2人の身の安全が最優先よ!』
アレックスさんとリンディさんから通信が入った。それはあたし達にとって最悪な知らせだった。さらに、『ガーダーが魔法を発動! 気を付けて!』って教えてくれたけど、この状況で気を付けろ、って言われてもどうすることも出来ないんだけど・・・。
――破城の戦杭――
ズドンって大気が震えるほどの轟音があたし達の耳を襲った。音の出所は頭上、結界のてっぺん。見上げてみれば「なにあれ・・・!」巨大な杭が結界にぶつけられてた。杭が打たれてるところからバキバキ、メキメキ、バリバリ、結界が割れていく音がし始めた。
そんな光景を呆けながら眺めていると、“レヴァンティン”の刃があたし達から離れて行って、元の剣形態に戻った。いつ斬られるか判らない事態から解放されたあたしとすずかは堪らずホッと安心した。
「こちらの事情が変わった。すまないが戦闘を切り上げさせてもらう」
セイバーはなにか焦ってるのか早口でそう言ってあたし達に背を向けて、空へ飛び上がった。あたしは「待ちなさいよ!」セイバーを呼び止める。それでもセイバーは止まることなく、ガーダーの魔法によって破壊された結界の穴を通って、青空に消えていった。
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