第二章 魔術師と英霊たちとの邂逅 〜冬木 第五次聖杯戦争〜
英霊って生前からこんなチートなの?
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
外者に見られたら始末しなきゃならないんだ。すまんな」
成る程。そういうことか
この男と戦うのなら本気を出すしかないな
「抜刀、運命刀」
虚空に愛刀をイメージ、そして引き抜く
「それがてめぇの獲物か!」
「もう一本あるぜ!抜刀、正宗!」
もう一本。二刀流の時にのみ使う刀。先生の形見でもある
右に漆黒の日本刀、左には一見普通の日本刀に見えるが妖刀と言っても過言ではない物である
「両方宝具並みですって!?しかも金色の魔眼....」
「ふむ...」
どうやら赤いのコンビは様子見らしい。ありがたい、こっちに専念できる
俺は魔術師としての姿になり、両方の手をだらんとする
「ほう、隙がない。ちょっとは楽しめそうだ、な!」
相手が槍でついてくる。それも凄まじいスピードで。全部を未来視で視て、なおかつこの姿だから避けられている
二刀流対一本なのに全部を防御に回している。しかも少ししか弾けないのですぐについてくる
わざと受けて相手に一太刀入れようと思ったが、全てが急所狙いなので不可能
バリアジャケットの展開も考えたが、その暇もない
奥義も同じく、封じられている
「やるじゃねえか!」
「速すぎるだろ、チートじゃねぇか!」
「おら、もっと上げるぞ!」
さらに速度が上がっていく。相手の攻撃を一瞬でも、遅らせれば正気はある
「くそっ!出し惜しみしてる場合じゃねえ」
俺は後ろ向きに桜花を使い、距離を離す
「ほう、来るか」
どうやら様子見らしい。後悔するぞ?
「我が名、ソウエンの名のもとに力を解放する!」
運命視の魔眼を発動する。基本は未来視と変わらないが
「ウソ....虹色の魔眼!?」
色が変わる。あとは
「運命は我が手の内に」
これで準備は完了だ
「行くぞランサー!桜花、本式!」
桜花は本来移動の技ではない。その速さで相手に一撃を入れるまでが技だ。しかし、人間相手に使えばやばいので今までやってこなかった
これをランサーは受け止めるが少し後ずさる。この一瞬、ここで決める!
「連閃、雪月花!」
俺は左右両方の刀で雪月花を放つ、一撃目、正宗による右から左への水平切りは槍でガードされたが、そのガードを崩すことができ、二撃目、運命刀による左から右への水平切りはクリーンヒットし、ランサーが吹っ飛んだ
「これで...」
だが、終わらない
「俺に一太刀入れるとはやるなぁ、小僧。いや蒼炎と呼ばせてもらおう」
ランサーは胸に横一文字が入り、血も出ていたが笑いながら立っていた
「なかなかいい一撃だった。だから、こっちも使わせてもらおう」
「!?逃げなさい
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ