第55話 麻帆良祭最終日−その2−
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魔法の暴露云々はフェイクだったという結論だ。
………。
おかげで、世界樹の件は誰にも話せなくなってしまいました。
閑話休題。
近衛近衛門は現在拘留中だ。
裏の世界云々ではなく、表の世界で拘留されている。
理由はISコアの紛失についてらしい。
世界で467個、その内日本にある数が20個−−−それでもアメリカに続いて世界第2位の保有数なのだが−−−で、政府より託され麻帆良で研究されていた物が超ともども行方不明になったのだ。最優先で事情徴集やら責任追及やらで拘留されても仕方がない、んだろう。
近衛近衛門が表の世界で拘留されているため、麻帆良学園代表者不在で裏の世界の話は進んで行く。
高畑氏?
一応前線に出ず、時間跳躍弾で跳ばされなかった魔法先生が学園長代理で話し合いに参加はしたらしいが、世界樹を盗まれるなんて言う失態を犯した立場でほとんど発言できず−−−それでも近衛近衛門が話し合いに参加できていたら何らかの発言はしただろうが−−−話し合いは進んでいく。
紆余曲折の上最初に決まったのは魔法学園としての麻帆良学園の解体と日本異能協会への関東魔法協会の吸収だ。
世界樹が無くなってしまったことで、麻帆良市内に麻帆良結界を張り続けることが不可能となり、世界樹の魔力の残滓を使うことにより、日々徐々に結界を緩め、1月後には麻帆良結界が無くなる予定だ。
魔法世界出身の関東魔法協会所属の魔法使いから反対意見は多々あったが、世界樹という結界の要が無くなった以上どうすることもできず、元々の世界樹の保護という理由が無くなったのもあり、メガロメセンブリアの麻帆良学園都市という魔法世界の出先機関の放棄が決定した。
麻帆良結界が無くなったことにより、魔法世界出身の魔法使い達にも今後彼らの言う旧世界の日本で活動しにくくなるのはわかったのだろう−−−代替地を用意しろと言うふざけた意見も一部出たが一考にすら値しなかった−−−続々と魔法世界に帰ることを表明している。
もっとも彼らの言う旧世界での出先機関である「麻帆良学園都市」を失う原因となった彼らに魔法世界でどんな立場があるのかは疑問だが。
ただ、原作を知っているオレとしては一応オコジョ刑は逃れているんだからましなんじゃないかと思う。
そして、魔法世界出身の魔法使いがいなくなれば、関東魔法協会としては、日本異能協会に帰属するのは自明の理であり、吸収されることが決定した。
さて、テロリスト超一味であるが、スナイパーとして魔法先生を一蹴した「龍宮真名」は逃亡に成功し捕まっていない。裏世界で指名手配はされたらしいが、魔法世界に逃げてしまえば逃げ切れるだろう。協力者である「葉加瀬聡美」は司法取引が成立し、
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