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いつか必ず、かめはめ波を撃つことを夢見て
第13話 別れ!武泰斗の夢
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しれない。しかし、その時新しい技を開発するだろう。魔封波という命を犠牲にする技だ。しかし、それは使うな」
 技を使って、命を犠牲にするなとナシゴは武泰斗に忠告した。武泰斗は、しっかりとその話を聞いて、心に刻みつけた。
「分かりました、ナシゴ様。ピッコロ大魔王、注意しておきます」

「地上に下りても、修行は続けるのじゃぞ。弟子を見ながら、自分も鍛えるのじゃ」
 カリンは、武泰斗に忠告する。弟子が出来ても、自分の修行は止めるなと。

「ありがとうございました!」
 もう一度、お礼を言う武泰斗。そして、カリン塔の下までナシゴと武泰斗は一緒に降りた。

 地上に住んで、カリン塔を守っているニラにも事情を話す。武泰斗が今日限りで、修行を終えると。ニラも、武泰斗の新しい門出を祝福し、道場を開くことを応援した。

「それじゃあ、そろそろ行きますね」
 荷物も少なく、袋一つを背負った武泰斗は立ち上がり、聖地カリンを抜けて、故郷を帰るために歩き出した。
「頑張れよ! 武泰斗」
 ナシゴは歩いて行く武泰斗の背中に、最後に声を掛けると、自分はカリンの塔へのてっぺんへと戻っていった。

 故郷へ戻った武泰斗は、道場を開くと数十人もの弟子を取り、育て始めた。武泰斗は後に、世界一有名な武道家となった。
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