番外編
その1 変身を練習してみた ver.紘汰
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『うわ、すげー! 何だこれ、超聴こえる〜!』
紘汰は急いで変身を解いた。
「どうしたのっ? どっか痛い?」
咲が心配そうにステージに登り、走り寄ってきた。
「咲ちゃん! これ、耳! 耳がすっげえ聴こえるようになるんだよ!」
「何だぁ。何かフクサヨウ的なのがあったのかと思ったじゃん。心配させないでよぉ」
「ご、ごめん。でも、すごいんだって! 咲ちゃんも」
試してみなよ、と言いかけ、紘汰は先日の事件を思い出した。
トッキュウジャーと名乗る5人組が沢芽市に来た時のことだ。自分はちょうどピーチエナジーロックシードを咲に貸してはいなかったか。
「――あのさ、咲ちゃん。ちょっと確認していいかな?」
「なぁに?」
咲は愛らしく小首を傾げる。平時ならうっかりときめきかけないこともないが、今はそれより重要な案件がある。
「舞が捕まった時って、咲ちゃん、通気口の中にいたんだよな」
「いたよ」
「てことは俺と舞のあの時の割と赤裸々な会話も」
「ばっちぐぅ」
「何だこの新手の公開処刑〜〜〜〜!!」
紘汰は頭を抱えてその場にしゃがみ込んだ。
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