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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第320話】
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報を知らずに来ていたのなら馬鹿確定って奴だな。
一気に懐に入り込んだ俺に、慌てて装甲脚で攻撃しようとするが時は既に遅い――。
「らあぁぁっ!」
「あぐっ……!?」
装甲に覆われた顎目掛けてしゃがみこんでからのアッパー――質量差により、大きく身体が浮き上がるオータム。
「そらよッ!」
「……ッ! ガキがぁ!?」
浮いたオータムに更なる一撃――スラスターを巧みに使い、サマーソルトによる一撃をまたも顎目掛けて食らわせる。
空中で大きく仰け反ったオータムに対して更に連打による攻撃を畳み掛ける。
「ぐぅっ……!? てめぇ……!? 女に手をあげるたぁ上等じゃねぇか!?」
連打から逃れるようにバックステップで距離を離すや、直ぐ様呼び出したマシンガンでの射撃――一々迎撃するのも無駄遣いなので、近くのロッカーを構え、盾代わりに銃弾を防ぎ――。
「ロッカー、くれてやるぜ!」
「……!?」
マシンガンの弾切れと同時にオータムに向かってロッカーを投げ付ける。
驚きの表情を見せるオータムは、マガジンの装填中だった為逃れることが出来ずにもろに直撃を受けた。
「……クソッ! 何て戦い方しやがるんだこいつ……!」
装甲脚でロッカーを押し退けると、不快な金属音が辺り一帯に響き渡る。
「……まだ天狼を使える広さじゃないな」
小さく一人で呟く――一夏の様子も同時に伺うが、逃げる様子もなく、表情からはやはり俺の代わりに戦いたいように見えた。
……確かに、戦わせれば一夏は満足するかもしれないが、だからといってみすみす相手に白式を奪われたとあってはアイツもそうだが学園全体の責任になる。
……それに、この女は【亡国機業(ファントム・タスク)】と言っていた……。
――母さんをつけ狙ったテロリストの一員……私情を挟むわけにはいかないかもしれないが、やはり捕らえる方向でいかなければ……。
それよりも気になるのはさっきから全くチャネル通信が開けない事だ。
……戦闘中に何度か学園側に通信を試みてるのだが繋がらない――何かしらの妨害電波が出てるのかもしれない。
……問題は、こいつから出てる様な反応がないということだ。
――やはり、仲間がこの学園付近に潜伏してるのかもしれない。
「へっ! そろそろ遊びは終わりにしてやるよ!」
考えを払拭し、目の前のオータムに集中する――刹那、装甲脚四基から弾丸を放ちつつ、一気に肉薄してくる。
「おらおらおらァッ!?」
弾丸はその場から俺を逃がさないための牽制に留め、両手に構えた二刀を交互に振りつつ、残った装甲脚によ
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