スーパーロボット大戦OG外伝
0576話
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動に出るのかは大体の予想が付く。良くて脅迫、最悪何らかの理由で呼び出してこちらに攻撃を仕掛けて来るとかだろう。そうすれば俺達としても当然反撃する訳で……そうなればミツコでもさすがに庇いきれないだろう。
「アクセルが心配していることも分かるんだけど、ケネス少将には隠しておくから……駄目かしら?」
「……何でそこまでして俺達との連絡手段を欲しがるんだ?」
「え? いや、だって、その、ほら……そう、連絡! いざという時にアクセ……じゃなくて、シャドウミラーとの連絡手段を確保しておくというのは大事でしょ? それなら私がその連絡手段を持っておくのがいいと思って。イェッツトレジセイアとの戦いの時にも私がお目付役だった訳だし」
何故か慌てた風にそう告げてくるアヤ。そして、レモンは薄い笑みを浮かべ、コーネリアは溜息を吐き、フィオナは恨めしそうな視線をアヤへと向けている。そして何故かスレイは頬を赤くしながら俺を睨みつけているのだった。
これが、照れて頬を赤くしているのならともかく、怒って顔を赤くしているからなぁ。
「……レモン?」
「そう、ね。ここまで彼女が言うのならそれもいいんじゃないかしら。……もう手遅れみたいだし」
「手遅れ?」
「な、何でもないのよ。アクセルは気にしなくてもいいわ」
レモンの言葉に思わず尋ねると、何故かアヤが大声でそう告げてくる。
結局、話の流れで通信機を渡すという事になり、フィオナの時と同じく空間倉庫から通信機を取り出してアヤへと手渡すのだった。
……その際、手が触れてアヤの顔が赤くなったのを見ると、やっぱり意外と初心なんだろう。一応イングラムとは騙されていたとは言っても相思相愛のような状態だった筈なんだが。
その後、アルティスを残して他の面々は格納庫へと戻っていった。
フィオナとアヤがレモンやコーネリアと何か話していたのが少し気になったが……まぁ、女同士の話に首を突っ込む程に野暮ではないのでそれについては置いておく。
「で、改めて修羅に関しての事だが……」
そう言い、アルティスの方へと視線を向ける。そう、これからが今回アルティスをシロガネに迎えてまで行う説明なのだから。
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