第六話:崩壊
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ちをし俺の部屋の窓の前まで行き、窓を足元の石で叩き割った。窓に手を掛け掌を少し切ったが痛みを感じつつ部屋の中に入った。
俺の部屋の中は岩が突き刺さり部屋のものが散乱していた。
リビングへの扉のドアノブに手を掛けるが家ごと少し歪んでいるのか、開けようといても僅かにしか開かない。
「くそっ」ドンッ
思わずそう呟き部屋の壁を殴る。ふと、足に何かが当たったような感じがし足元を見ると先生から貰った薬瓶があった。それをしゃがみつつ拾ってポケットに突っ込み顔を上げると、部屋に刺さった岩によって折れた木製のベットの脚を見つけた。
それを拾って空いたドアの隙間に差し込み、思いっきり木の棒の横腹を踏みつけるように蹴飛ばした。てこの原理でドアが俺一人分くらいは通れる隙間ができた。それを確認すると俺はリビングへ足を進めた。
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