暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
僅かな平穏・後編〜
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。・・・うん!

「美味い!」

「かに玉・・・美味しい・・・」

「野菜が美味しいです!」

「ほら二人とも、ほっぺに付いてるよ」

美幸がソフィとユイの頬を拭く。

「・・・」

直葉は一口食べて固まった後・・・

「う・・・運動すれば太らない・・・太らない・・・うん!」


そう言ってブンブン頭を振って食べるのを再開する。シャオに至ってはただひたすら口に詰め込んでいた。

「そんなに美味いか?亮」

「うん。かなりね!久々に食べれて凄い懐かしい・・・っていうか嬉しい」

「ほう、そうか。・・・なら久々に“あーん”でもしてやろうか?」

「「「ごふっ!?」」」

直葉、美幸、俺は祭さんの発言にむせる。


「さ、さささ祭さん!」

「りょ、亮お兄ちゃん・・・」

ああ、妹の引き気味な視線が痛い・・・!


「わ、私・・・何も聞かなかったから!」

美幸さん、それはそれでキツいッス。

「祭さん・・・あのさぁ・・・」

「なんじゃ、事実だろうに」

「だからってさぁ・・・!」


そんな感じで時間は過ぎていった・・・








































咲〜


ヴィータと一戦やり合った後、俺は休んでいた。視線には様々な試合。

「きゃあああ!?」

リョウコウにやられ、空飛ぶ春鈴。


「・・・違う、もう少し腰を捻って溜めるんだ」

「こ、こうですか?」

クラナがヴィヴィオを指導し・・・

「「はぁぁぁぁ!!」」

キリトとアスナは剣閃を空に放っていた。・・・大分慣れたなあの二人。

「・・・咲」

「父さん、何してるの?」

「恋に・・・愛依か」


笑顔の愛依がなんだか嬉しくて頭を撫でる。

「わっ・・・い、いきなりどうしたの?」

「いや・・・娘っていいなぁってさ」


「でも・・・本当の父さんはアタシが・・・」

「闇が暴走する前に殺してくれたんだろ?ごめんな、嫌な役割を押し付けて」

アビスの世界で見た愛依の記憶。愛依は恋に庇われ、暴走しかけた俺を殺した。

「愛依、とにかく思いっきり甘えてこい。お前の親より五年若いけど、それでも俺も咲だからな」

「・・・恋も。沢山甘えてほしい」

「父さん・・・母さん・・・」

「たく、平和な家族団欒ねぇ」

「詠?」

「あ・・・」

愛依が詠を見て固まる。

「あの・・・その・・・」

「いいわよ謝んなくて。なんというか・・・色々気が抜けたわ」

詠がジロッ、と愛依
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