僅かな平穏・後編〜
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は・・・
「わたしとソフィさんは一緒に行動してました!」
「私は違うソフィちゃんとお友達だから・・・こっちでも仲良くなりたかったんだ」
「・・・もうユイも美幸も友達だよ」
「こうしてみると三人姉妹だな」
俺が言うとユイが嬉しそうに言う。
「じゃあソフィお姉ちゃんと美幸お姉ちゃんです!」
「お姉ちゃん・・・わたしが・・・くす」
「その呼ばれ方・・・私の世界のユイちゃんを思い出すなぁ」
美幸がユイの頭を優しく撫でる。・・・本当に三姉妹だな。
「とと、俺達も飯を・・・」
「おう、亮も来たか」
「祭さん!?」
厨房にはエプロンを付けた祭さんがいた。
「なんで祭さんが・・・」
「なに、簡単じゃよ。飯を食べに来たら人がいなかったからな。儂が自分で作ろうとしたら三人が来てのぅ」
「ついでだからみんなの分を作ろう・・・って?」
「うむ。そういうことじゃ。尚香殿や・・・確か、亮の妹じゃったか?食べるかの?」
「手伝おうか?祭さん」
「せっかく帰って来たんじゃ。久々に手を振るわせぃ。亮にも飛び切りのを作ってやるからの」
そう言って祭さんは再び鼻歌と共に料理を始める。席に座ると小蓮が耳打ちしてくる。
「(祭、きっと亮が帰ってきて嬉しいんだよ)」
「(そ、そうなのか?)」
「(祭の横顔見なよ)」
「(チラッ)」
「〜〜〜♪」
・・・見たことのない笑顔だった。
「(・・・な、なんかうれしいけど恥ずかしい・・・)」
「ねぇ亮お兄ちゃん。あの人は・・・」
「祭さん・・・黄蓋だよ」
「・・・もう、驚き疲れちゃった」
直葉が遠い目で溜め息を吐いた。
「はは・・・蜀の人もこれから来るんだからな?」
「なんか・・・亮お兄ちゃんが別人みたい・・・」
「実質別人だけどな・・・」
そんな会話をしながらしばらく待つと・・・
「待たせたな。ほれ、飯じゃ」
大量の中華料理が運ばれ、並べられる。
「かに玉・・・!!」
ソフィがかに玉に尋常じゃない食い付き方をした。
「まっててね、今取り分けて上げるから」
「(コクコクッ!)」
美幸が微笑みながらソフィとユイの小皿に別けていく。
「直葉とシャオも皿貸して。分けてあげるよ」
「うん♪」
「お、美味しそうだけどカロリーが・・・」
「んなの気にすんな。むしろもうちょい太れ」
「女の子に太れとか言わないでよ!」
パシン、と背中を叩かれる。さて・・・みんなに料理が行き渡り・・・
「じゃあみんな・・・せーの」
『頂きます!』
まず一口
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