復活!最強陣営リーゼ&雁夜!
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いの前の下準備をしたかったのだ。そして、どのような人物か品定めを始めた。
「(あの男はサーヴァントだな、情報の重要さを理解しているな。前線に立つというよりは後方からの支援、指揮官タイプ。マスターの方は一級品だな、力としては申し分ないか。では………力を見せてもらおう)」
リーゼは自分のステータスと自らの顔と姿を完全に見られないように細工を施してから、霊体化を解き、煙草に火をつけ背後から声を掛けた。
「良い月だ」
「っ!?」
少女は背後のフェンスの上に立ち、煙草を吸いながら月を眺めている男を見つけ驚愕する。先程まで、ここには自分ともう一人しか居なかったはずなのに。
「あの時と全く同じ、良い月だ……そうは思わんか、少女にその青年」
「アーチャーが見えてる!?ってことは貴方サーヴァントね!!」
「そういう事だ。ならどうする?それが解るお前は、俺の敵か?味方か?」
「フォローお願い!」
そう言い残しリーゼから離れ、迷うことなく屋上から飛び降りた。が地面が近くなった時にゆっくりと減速し、そのまま少女は怪我する事無く走り出す。
「取り合えず広い場所へ!」
そう言いながら校庭を走るが、その目の前へリーゼは出現した。後ろへ飛びのき、少女を庇う様にリーゼの前に白と黒の双剣を構えた青年が現れる。
「剣、セイバー…いや先程アーチャーと呼んでいたな」
「私は弓兵、アーチャーだ」
「二刀流の弓使い……やや不自然だがセイバーにも適性があったと考えるのが妥当か」
ニヤリと微笑みながら、リーゼはアーチャーの持つ剣に注目した。
「(あれは、陰陽剣 干将・莫耶か?いや、それにしては不自然だ。そうか、漸く思い出してきた。アルクと戦った聖杯戦争と同じ、平行世界だったか)」
「動かんな…」
「油断は禁物よアーチャー、どんな事をするかわからないわ」
何か思いついたように微笑み、一本の鞘を呼び出し、そこから引き抜いた剣は日本刀、アルトにも搭載されている『斬艦刀』であった。
「セイバーか」
「さて如何だろうな、お前のように本来は違うクラスかも知れんぞ?ランサーかもしれないし、ライダーかもしれない。いや、アサシンかもしれんぞ?」
「抜かせッ!!」
アーチャーが斬りかかった、その剣速は音速を超えるものだった。だがリーゼはそれ意図も簡単に受け止めず、受け流していく。
斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る。
流す流す流す流す流す流す流す。
それを何度繰り返しただろうか。一見すればアーチャーが圧倒しているように見るが、攻撃を全て受け流されている。これがアーチャーには重要だった、基本、刀というのは受けて流すことを前提に作られている、だが、ここまで連続的に力を存分に込めた物を連続的に裁く事など出来るものなのか
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