スーパーロボット大戦OG外伝
0575話
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真っ先に俺へと声を掛けて来たのは、フィオナ。そのまま走って俺達の方へとやってくる。
「アクセルさん! ここでお別れってどういう事ですか!? 私達と一緒に地球に戻らないの!?」
がーっと勢いよく告げてくるフィオナ。その隣にいるラウルもまた同様に、言葉には出さないが妹と同じような視線を俺へと向けている。ラージやミズホもまた同様だった。
「落ち着け。お前も聞いたと思うが、俺達は色々とこの世界では悪い意味で有名でな。その辺はインスペクター事件で俺達と敵対したんだからラウル達は分かっているんだろう?」
「……そうですね。今回の場合は修羅という脅威がありましたので妙なちょっかいを出されませんでしたが……」
「それに、ソーディアンを連邦軍に……それも、ケネス少将に与える訳にはいかないでしょう?」
ラージの言葉に続けるようにして言葉を挟んできたのは、R-3パワードから降りてきたアヤだった。
「お前が来るとは思わなかったな」
「あら、何でかしら? 私は貴方との縁も深いし、この子達の引率に選ばれても不思議じゃないでしょう?」
「……まぁ、それは確かにな」
「ふふっ、それに私もアクセルと1度ゆっくりと話してみたかったのよ。この前のイェッツトレジセイアの時は戦闘中で、それ以後も連戦だったしね」
「そうか? ……そうかもしれないな。俺としてもアヤと話すのは悪くない気分だ」
お互いに笑みを浮かべながら話していると、何故か突然フィオナが地団駄を踏む。
「アヤ大尉! アクセルさんにベタベタしすぎじゃないですか!?」
「あ、あら。そうかしら? 私としてはそうでもないんだけど……」
「それはきっとアレだな。俺の中にアヤの念動力がある影響だろうな」
「アクセルさんも! ちょっと大人で美人だからって、アヤさんにデレデレしすぎです! レモンさん、何で怒らないんですか!?」
そして怒りの矛先はレモンの下へと。
……妹分として、やっぱり俺がアヤと仲良くしているのは気に入らないんだろうな。
「だって……ねぇ?」
苦笑を浮かべながらコーネリアへと視線を向けるレモン。
その視線を向けられたコーネリアもまた、苦笑を浮かべるのみだった。
「あー、取りあえずブリーフィングルームに行かないか? ここで話しているよりはマシだろう?」
俺のその言葉で、一同はブリーフィングルームへと向かう事になるのだった。
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