暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0575話
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視線をムウへと向ける。

「おお怖い怖い」

 だが、役者としてはやはりムウの方が1枚上手だったのだろう。大袈裟に肩を竦めてスレイの視線を受け流すのだった。
 そしてその場は取りあえず解散し、パイロットは次に何かが起きた時の為に休憩させ、俺はレモンとコーネリアの2人と共に格納庫へと向かう。マリューはシロガネの艦長という役職上ブリッジに残る事になっていて、ちょっと不満そうな顔をしていたが。

「……まさか、あのニーズヘッグがここまでダメージを受けるとはな」

 格納庫に到着するや否や、メンテナンスベッドに固定されているニーズヘッグを見てコーネリアが呟く。その表情は驚愕と表現するのが正しいだろう。

「それだけネオ・グランゾンとシュウ・シラカワが強敵だったって事だろうな。正直、奴が操られている状態でなければ勝てたかどうかは微妙なところだった」

 両足首から先が無い状態なので立たせる訳にもいかず、横になっているニーズヘッグはまさに激戦を潜り抜けた機体その物と言ってもいいだろう。
 ……いや、ソーディアンに突入してからの連戦を思い出せばシャドウミラー隊で量産型W以外に殆ど被害が出ていないというのは、ある意味奇跡的なものがあるんだろうが。
 まさか、幹部の中で一番機体の損傷が激しいのが俺だってのは……正直微妙な感じだ。

「アクセル!」

 3人でニーズヘッグを見守っていると、唐突に背後から声を掛けられる。そちらを振り向くと、そこにはスレイ、アイビス、ツグミの3人がこちらへと近寄ってくるところだった。

「来たか。向こうからのお迎えはまだ少し時間が掛かるようだから、暫く待っていてくれ」
「あ、はい。……その、アクセル・アルマーさんですよね? ……フィリオ少佐の病気を治してくれて、ありがとうございます!」

 ツグミが勢いよく頭を下げ、それに釣られるようにアイビスもまた頭を下げる。

「ありがとうござます!」
「何、気にするな。こっちにも利益があるからこその行動だしな。それよりも、俺としてもお前達には礼を言わせてくれ」
「……アクセルさんが私達に、礼?」

 何故そう言われているのか、全く分からないといった表情のアイビス。
 ツグミは俺の言いたい事を大体理解しているのか、どこか寂しそうな表情を浮かべている。

「ああ。お前達の機体がスレイの機体を庇ってくれなかったら、俺は大事な仲間を失うところだったからな」

 その言葉を聞き、アイビスは意外そうな表情を。ツグミはやっぱりかといった表情を浮かべる。そう、俺の言葉はスレイは既にプロジェクトTDのメンバーではなく、シャドウミラーの一員だと言っているのに等しいのだから。

「スレイ……」

 アイビスが思わずスレイの名前を呼びながら視線を向けるが、
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