ターン3 鉄砲水と光の天使
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hacu Challhua(守)
魔法・罠:1(伏せ)
場:忘却の都 レミューリア
「なるほど。うすうす気づいてるみたいだからこの際言っておきますけど、今日のところの僕の目的はその闇のカードをこの目で見ること。目的は果たせたし、この勝敗はどうでもいいですよ。何もせずにターンエンドです」
「目的………まんまと乗せられた、ってことか。ったく、完全にやられたよ。…………ダーク・ダイブ・アタック」
エド LP1000→0
「ふー………今日のところは勝ちを譲りますよ。それでは、またいつか会いましょう」
「あ、こら!ちょっと待………!」
呼び止めようとしたときには、その白い姿はすっかり日が暮れていた夜の闇にまぎれてしまい。一瞬サッカー、僕のシャーク・サッカーの精霊にあとをつけてもらおうかとも思ったけど多分それも手遅れだろう。
「むう。残念」
『少なくとも、今年も退屈はしなさそうだな』
「またそんな……でも、ポジティブに考えればそういうことになるのか。頭いいねチャクチャルさん」
『私の過ごした歳月は5000年弱だからな。当然だ』
少しは謙遜することもいいと思うの、この強いんだけどしょっちゅう手札で腐る上に下手すると自爆する神様は。
もっとも、そんなところもひっくるめての邪神なんだろう。ひとたび暴れだせば相手を一瞬で倒す力があるけど、失敗するとそれはそれは邪魔になる。一筋縄ではいかないけど、どこか間の抜けた。本当に、困った神様だ。
『それはそうと、1ついいだろうか』
「何、チャクチャルさん?」
『貴方の住むべきところから、激しい空腹とそれに由来する負の感情がひしめき合っているのだが。早く帰らないと大変なことになるのでは?』
「……………あ」
たっぷり3秒ほど思考停止して、すっかり夜になったあたりを見回して。
「だーっもう、夕飯作るの忘れてたー!?」
レッド寮の皆に心の中で土下座しながら、大慌てで走って帰るのだった。すると、そこにいたのは。
「ん、お前は誰ザウルス?おーいアニキ、探してた人っぽいのがこっちに来たドン!」
…………誰?
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