ターン3 鉄砲水と光の天使
[7/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
先輩」
「じゃ、じゃあその今ドローしたカードは………」
「ああ、これは残念ながら光属性モンスターじゃありませんでした。僕、ドロー運はそんなにいいわけじゃないんですよ。だけど運に頼る必要なんてない。お忘れですか?僕が2ターン前に発動したタイムカプセルのことを。このターンのスタンバイフェイズ、あの時除外したカードはもう手札に加わってるんですよ?手札からそのカード、神聖なる球体を捨ててゼラートの効果発動、聖なる光芒」
ゼラートが剣を掲げると後ろの神殿から光が走り、メビウスと牡蠣の戦士をいっぺんに焼き尽くす。だけど、こっちにだって効果があるんだ。
「オイスターマイスターがバトル以外でフィールドから墓地に送られたことで、オイスタートークンを特殊召喚するよ」
オイスタートークン 守0→200 攻0→200
「ええ、知ってますよ。ですがそちらの墓地にはキラー・ラブカもいる、どのみち攻撃は通らないですから。これでターンエンドです」
おかしい。先攻ドロー廃止すら忘れかけてたような人間が、どうして自分が使いもしないカードの効果まで完璧に把握してるんだろうか。逆ならわかる。だけど、普通そっちを忘れるものだろうか。
このデュエル、やっぱり何か裏がありそうだ。だとしたら、狙いが何にせよさっさと決着をつけないと。
「僕のターン、ドロー。よし!魔法カード発動、クロス・ソウル!このカードは、自分モンスターの代わりに相手モンスター1体をリリースすることができるようになる。当然大天使ゼラートと、僕の場のオイスタートークンをリリース………七つの海の力を纏い、穢れた大地を突き抜けろ!アドバンス召喚、地縛神 Chacu Challhuaっ!」
2体のモンスターが消え、レミューリアの奥から悠然と巨大なシャチ型モンスターが泳いでやってくる。
地縛神 Chacu Challhua 守2400
「これが……闇のカード!」
「正解だよ、コングラチュレーショーン。さあチャクチャルさん、効果発動やっちゃって。1ターンに1度このモンスターの攻撃を放棄して、守備力の半分、ダメージを与える!ダーク・ダイブ・アタック!」
「ぐう……っ!?」
エド LP2200→1000
「あいにくと、もう手はないんだ。これでターンエンドさ」
これで、エドのライフは1000。チャクチャルさんを維持できれば次のターンでほぼ確実に1200ダメージを与えられ、そうすれば僕の勝ちだ。そうしたら、一体何をたくらんでるのか話してもらおうかな。
エド LP1000 手札:3
モンスター:なし
魔法・罠:1(伏せ)
場:天空の聖域
清明 LP400 手札:0
モンスター:地縛神 C
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ