ターン3 鉄砲水と光の天使
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「それじゃ……」
「あ、デュエルしてくれますか!ありがとうございます」
「うん。勝負と洒落込もうか!」
「「デュエル!」」
「先行は僕がもらいますね。僕のターン、ドロー…………は、もうできないんでしたっけ」
む、予習不足かな?まったく、ルールぐらいしっかり覚えておかないとこの後色々困るよ?と言いたいのをぐっとこらえる。きっと先輩たちにとっては、去年の僕も同じようなふうに見えていたんだろう。先は長いんだ、僕らがこれからゆっくり教えていけばいい。あんまり頭ごなしに怒られると、やる気って急になくなっちゃうしね。
「まず、光天使ウィングスを守備表示で召喚!」
エドの場に翼、というよりも鳥の翼の彫刻のような形をしたモンスターが召喚される。光天使、一体どんな動きをするんだろう。
光天使ウィングス 守1800
「そしてこの瞬間、ウィングスの効果発動!召喚成功時、手札からさらに光天使と名のつくモンスターを特殊召喚できる!光天使…ブックス!」
次いで、本の形を模した彫刻のようなモンスター。だめだ、この後の動きが全く予想できない。
光天使ブックス 攻1600
「さらにブックスの効果を発動、手札の魔法カード1枚をコストに手札の光天使を1体特殊召喚する!魔法カード、サルガッソの灯台を墓地に送って特殊召喚、現れろ光天使ソード!」
光天使ソード 攻1400
やっぱり剣というより剣をモチーフにした美術品といった方がしっくりくるモンスター、ソード。手札4枚を使ったとはいえ、まさか1ターン目からいきなり3体もモンスターを展開してくるとはね。
「そして魔法カード、トランスターンを発動。僕の場のブックスをリリースしてデッキから同じ属性、種族でレベルが1高いモンスターを特殊召喚する!光属性天使族レベル5、光神テテュスを特殊召喚」
ブックスの体から後光が放たれ、あまりの眩しさに一瞬目をそらすとそこにはさっきまでとは似ても似つかない白い羽のお姉さんの姿が。こんなにあっさりと上級モンスターを出してくるなんて、たいしたもんだ。だけど、今の動きでもうエドの手札は0。このモンスターたちをなんとかできれば、立て直しはかなり難しいはずだ。
光神テテュス 攻2400
「僕はこれで、ターンエンドです。先輩、どうぞ」
「さーて、このターンでどれくらい削れるかな?ドロー!」
うーん、初手がシーラカンスにグリズリーマザー、白銀のスナイパーと安全地帯に激流蘇生。そして今引いたのがダブルフィン・シャークか。せっかくエドが手札を使い切った今のうちに攻め込んでおきたかったけど、これはどうしようもないか。むしろ一歩間違
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