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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
闖入劇場
第七七幕 「最上重工」
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ー射出機を八つ当たり気味に全力で床に叩き付けた。と同時に動く床の端に到達し背中を壁に叩きつけられてまたローション床と感動の対面を果たす。感動的だが無意味だ。
ここに来るまでに使用したプラズマ兵器を使えば仕掛けを破壊することも可能だが、あれは非常用の使い捨て装備だったのでもう手元にない。ISを起動させればこんなもん一発であるが、ISは今回この任務には不必要という上の判断で所持していなかった。
つまるところ、生身で突破するしかないのである。
殺す。この仕掛けを作った奴らはいつか絶対に殺す。そう心に誓った工作員ウェージであった。
『こんなこともあろうかと』その3:こんなこともあろうかと侵入者撃退機能を強化しておいたのさ!
この廊下、彼等変態3人衆が変態的な発想と技術で作り上げられた超すごい廊下である。女性社員からは白い目で見られ、社長からは「君たちのボーナスから天引きした予算を出しておこう」と言われながらも完成したこの機能。ドアが無くなったのは単純に金属製の張りぼてが10枚ほど重なっているだけであり、実際にはその奥に研究所はちゃんと存在している。防護シャッターと同期して設置される仕組みになっているため他人に迷惑はかけない。
他にも様々な嫌がらせシステムを搭載する予定だったが、設計図が3人衆の1人である左近の妻によって破壊されてしまったため実装が間に合っていないという裏話があったりする。
「ローションでヌルヌルの女工作員・・・なかなか・・・ヌフフ、この写真は高く売れるぞぉ!?」
「結構美人ッスね!これは捕まえ甲斐があるッスよ!!」
「お前さん達は本当に下世話な話好きだね・・・これで二人とも妻帯者だってんだから世の中分かんないと思うんだな、僕としては」
変態と工作員の戦いは続く。
= =
「コードクリア!量子化開始します・・・」
『B37経由、パターンE5適用!第一作業台に接続!』
「『量子ゆらぎ』収束率78・・・91・・・」
額から流れる汗を袖で強引に拭い、成尾さんの指示に必死で付いてゆく。目まぐるしく変化する状況の中において彼女たちに余裕など存在しなかった。
現在彼女たちは第2作業室に保管されていた風花の“翼”を遠隔量子化し、この隠し部屋で再構成しようとしていた。かなり強引な手ではあるが何とか成功をおさめたため、つららの口から安堵のため息が漏れる。
「はひぃ〜・・・何とか出来ましたぁ・・・」
『お疲れさん。慣れない作業で疲れたろう?その部屋は流石に遠隔コントロールできないからねぇ』
現在“翼”は襲撃前に辛うじて保存の間に合っていた風花・百華のデータを最適化してインストールしている最中だ。後は作業を終えた“翼”をつららがユウの下へ届けるだけ。しかし――
「この
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