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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
闖入劇場
第七四幕 「社会見学」
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い現実が見えなくなる“節穴”と言う名の魔眼を宿しているのだ。そしてここで不良少女を幸運―――あるいは後の不運―――が襲う。

「―――あり?ここから敷地内の筈だけど・・・警備員とかいないんだ?入り放題じゃん♪」

そう言ってゲートを素通りした不良少女は、とりあえずいちばん近い建物へと向かうことにした。

―――彼女は気付かない。自分の通ったゲートは関係者IDを提示したうえで生体認証を行わなければ決して開かないゲートだったことを。ゲート脇の監視部屋に二人の従業員が意識不明の状態で倒れ伏していたことを。そして自分の向かう先が、そのまま彼女のこれからの運命を決定付ける場所だという事を。

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