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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
闖入劇場
第七三幕 「貴方の隣に居座る混沌」
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は本人の許諾なしの違法グッズである)。

見覚えのある後姿、見覚えのある携帯電話とストラップ。彼女のそれほど賢いとは言えない脳でも、これが偶然の一致とは考えにくい事くらい理解できた。だが、何故友人がこんな時間帯に、しかも私服で町をうろついているのやら。不良少女の知る限りではそれらしい理由は思いつかない。

「もしかして変な奴に脅されてるとかじゃねーよな・・・」

しばしの逡巡の末、不良少女はその友人と思しき人物を追いかけることにした。それなりに長い付き合いだ。面倒事なら力になってあげたい。そんな彼女の―――彼女の事を知る人に言わせたら「天変地異の前触れ」な―――気遣いが、後に彼女の運命を大きく歪めてしまうとは知らずに。

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