暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0574話
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を考えていなかったのが偶然こんな結果になったのか。その辺についての理由は不明だが、とにかくヒリュウ改やハガネは動けるようになったらしい。

「アクセル? 繋いでもいいの?」
「ああ、頼む。向こうにしても見ていたとは言っても詳しい話は聞きたいだろうしな」

 マリューが俺の言葉に頷き、量産型Wへと通信を繋げるように指示を出す。すると、すぐにシロガネのモニタへとヒリュウ改とハガネに通信が繋がる。

「どうやら動けるようになったようだな」
『ああ、その辺は何とかな。とにかく、シラカワ博士を倒してくれた事に関しては礼を言わせて貰う。同時に、シャドウミラーだけに押しつけた形になってしまった申し訳なかった』
『こちらも同様です』

 そう言い、テツヤとレフィーナが頭を下げてくる。
 へぇ、てっきりネオ・グランゾンやヴァルシオン改のパーツを持って行ったのは何の為だ、とか聞かれると思っていたんだが。いや、ヒリュウ改やハガネのパイロット達の性格を考えれば、そんな風に言って来る可能性は低かったんだがな。

『それで、これからの事についてだが……お前達が修羅を新天地に連れて行くという話があったと思うが』
「ああ。……言っておくが、それが何処なのかというのは教えられないぞ? ただ、他人に迷惑を掛けるような場所ではないというのだけは保証しておく」
『いや、それについては問題無い。……むしろ、これからの事を考えるとこっちとしても知らないでいた方がいいだろう』

 ……なるほど、これもまたケネス対策か。確かに修羅が住めるような新天地があると知れば、それがどこにあるのかを聞いてくるのは間違い無いだろう。何しろ、そこを占領すれば連邦軍としては最上の結果だからな。名目にしても、地球で散々暴れ回った修羅に対する制裁なり、賠償なりとしておけば問題は無いだろうし。
 本人がどこに修羅達がいるのかを知っていれば、軍人として命令に従わないといけないだろうし、あるいは何らかの手段で情報を引き出されるという可能性もある。それなら最初から知らなければそんな手段を取られても平気だろうし、無駄な諍いを起こしたくないという意味では最良の選択なのだろう。

「そうか、そう言って貰えると助かる」
『気にするな、折角戦いが収まったのに、無駄な戦いを起こしたくはない。それよりもだ。彼から話があるらしい。代わるぞ』

 その言葉と共に、モニタに映し出されたのはアルティスだった。俺が口を開くよりも先に向こうが口を開く。

『アクセル・アルマー。無事で何よりだ。それで早速だが……ちょっと拙い事態になっている』

 通信に出るや否や、突然そんな事を言い出したアルティス。その言葉に、思わず眉を顰めつつ尋ねる。

「拙い事? もしかして修羅の中にお前に従わない奴がいたとかか?
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