スーパーロボット大戦OG外伝
0574話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
たがっていたんだが……」
「なるほど。確かに自分達の乗っていた艦が身動き一つ出来ないようになってるとなると、気になるのは当然か。マリュー、外の様子はどうなっている?」
「ちょっと待ってね」
マリューが量産型Wへと指示を出し、シロガネの外の映像をブリッジのモニタへと表示させる。だがそこに映っているのは、俺が……いや、俺達がネオ・グランゾンやヴァルシオン改と戦った時の空間のままであり、当然ヒリュウ改やハガネも身動き一つしていない。
「……ご覧の通りよ。まだ動く様子はないわね」
「レモン、どう思う?」
マリューの言葉を受け、シャドウミラーの技術を象徴する人物であるレモンへと声を掛ける。
俺がシャドウミラーの武の象徴であるのなら、さしずめレモンはシャドウミラーの技術……いや、知の象徴と言うべきか。だが、そんな知の象徴であるレモンにしても黙って首を振るのみだった。
「悪いけど、分からないわね。と言うよりも、あの時の会話を聞く限りだとヒリュウ改やハガネの動きを止めているのはヴォルクルスとかいう邪神の力なんでしょう? なら、私よりもアクセルの方がそっち関係には強いんじゃないの?」
確かに魔法については俺の方が詳しいと言えばそうかもしれない。だが、それでも俺の魔法の知識なんてのは基本的には実戦前提のものであって、エヴァやネギ達の様に学問として系統立てて習っている訳では無い。
「こんな時に魔法担当のエヴァがいればいいんだがな」
思わず呟くが、それは無理以外のなにものでも無いのは、言っている俺が一番理解している。
かと言って、エヴァを呼び出そうにもここは空間的に異常を発しているので、システムXNで転移してホワイトスターに戻るという訳にもいかない。
そうなると……
「やっぱり、ロアが言ってたように時間が経ってこの空間が元に戻るのを自然に待つしか無いのか……?」
そう告げた時だった。まるで俺のその一言が切っ掛けにでもなったかのように、唐突に周囲の空間が歪みを見せ始める。
「おいっ、アクセル。お前が変な事を言うから!」
「いや、俺のせいじゃないだろ」
ムウの無茶な言いがかりに返事をし……そして次の瞬間、シロガネのモニタに映し出されていた周囲の光景が、まるで入れ替わるかのように消え去る。そして次の瞬間にモニタに映し出されているのは、ダークブレインと戦った奥の院だった。そして。
『こちらハガネ、シロガネ、聞こえているか? 聞こえているのなら応答してくれ』
そんな通信がいきなり入ってくるのだった。
なるほど。恐らくだがシュウがヒリュウ改やハガネを動けなくしたのは、あの空間異常が消えると同時に解除されるようになっていたのだろう。あるいは、元々俺達を全滅させる気だった為にそんな事
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ