第五章 StrikerS編
第百五十四話 『決戦への誓い』
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ぅ」
「シホちゃんってやっぱり元・男の子だったんだよね。昨夜はすごかったよ…?」
「う〜…」
両サイドからそう甘い声で話しかけられて私は顔がゆでダコのごとく顔が赤くなっているのだろうね?
「やっぱり、恥ずかしいわね…」
「恥ずかしがることなんてないよー」
「そうです。お姉様はもとは男性なのですからむしろ正常なのです」
そう言って二人はさらに抱きついてきて離してくれない。
そんな事をしている時だった。
部屋の外から、
『シホちゃん、ちょっとええか? 話があるんやけど…』
この声は…!?
「は、はやて!?」
外からはやての声が聞こえてきた。
やばい。こんな現状を見られたら色々な意味でやばい!
『どないしたん…? なんか妙に焦りのこもった声やね?』
「な、なんでもないわよ? そ、それよりどうしたの、はやて?」
なんとか落ち着いて対応してはやてが中に入ってこないようにする。
今のうちに。
《すずか、フィア。なんでもいいから服を着て! 時間を稼ぐから…!》
《は、はいです!》
《わ、わかったよ!》
しっかりとパスが繋がったことによって行使可能になった魔術のラインによる思念通話を試みる。
幸い私はもう服は着終わった後だったからなんとでも言い訳できよう。
すずかとフィアの二人も事態はしっかりと分かっているらしく服を着ようと試みているけど、
『なんかわからんけど、ちょっと見てもらいたい案件だから、中に入るで…?』
「ちょっ!? まっ!!」
私が直様に静止の声を掛けようとするがするが時すでに遅く、扉は無情にも「プシュー」と開かれてしまった。
そしてはやては私の部屋の中の光景をその目に映したのだろう。
私はなんとか制服の姿だが、すずかとフィアはまだ下着だけのあられのない姿であった。言い訳不可能の状況である。
それで一瞬、はやては目を見開いて呆けた表情をする。
そして私達全員の時が止まる。
止まった時間の中だけで時計の針の音だけが「カチッ、カチッ」と時間の進みを正確に刻んでいる。
「…………」
「…………」
どれくらい時間が経っただろうか?
数時間…? 数分…? 数秒…?
実際はそんなに時間は経過していないはずなのに、それくらい経過したような気分にさらされる。
そして、時は動き出す。
「…ふふふ。クスクス笑ってゴーゴー♪」
と、どこかで聞いたことがあるような意味不明な言葉を発しながら、はやては鼻血を垂らしてその場で気絶してしまった。
「…な、なんとかやり過ごせた?」
「そ、そうですね」
「うん…」
私達が後でごまかしてどうにかなるだろうとホッとしている時だった。
「あ、主!? どうされたのですか!?」
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