3話
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ちゃうと、妖怪は人間を襲い、人間は妖怪を恐れる、っていう関係が 根幹にあるのよ、幻想郷は。」
「なんか人間が一方的に襲われてる感じしかしない……。」
「まぁ、実際はいろいろと決まりごとがあるんだけれどね。まぁ、それは巫女にでも。
話を戻すけれど、一応人間側にもいるのよ?妖怪退治の専門家的な人も。それでバランスとってるっ てこと。基本普通の人は妖怪には敵わないわ。力もスピードも体力も、妖怪のほうが圧倒的に勝って るからね。」
「へー、僕のいた世界とは違うところだらけな感じ。え、でも、そしたらどうやって退治するの?」
「そこらへんもやっぱ巫女のほうが詳しいとは思うけれど。ま、一度にたくさん言ってもなんだし、簡 単に言うと、あらかじめ勝負のルールを決めておいて試合をするのが一般的ね。」
「ふむふむ、となると、負けたほうが勝った方の言う事を聞くとか、要求をのむとか?」
「まぁ、そうね。ただ、妖怪が人を食べるときとか、必ずしもそうとは限らないわね。基本妖怪のほう が寿命が長くてその分暇だからなんか問題を起こす。この問題を異変と呼び、だいたいは巫女が解決 に向かうの。もめごととか、紛争とか。そういうのを解決するときにくらいしか使われないわね。た だ、そこにもいろいろと問題があって、最近は“スペルカードルール”っていうのが出てきたわね。 まだ使われた異変がないから何とも言えないけれど。」
「んー、なんか複雑なんだね……。これ以上はちょっと無理そう。なんか目が覚めたら全部忘れてそうだ よ。あと、巫女ってだれ?」
「ああ、そうだった!そうそう、巫女っていうのは、さっきも言った通り、妖怪退治の人と言えばって いう存在。外来人も、まずは巫女に相談って感じよ。」
俺たちのような奴らを外来人って呼ぶのか。それくらいには来るって言う事かな?
「ふーん。じゃあ、僕も巫女さんに会った方がいいのかな?これから何をするにしても。」
「そうね、人里のほうで一夜明かしたら神社にいくのをおすすめするわ。残念ながら私は一緒に行けな いけれど。」
「え、そうなの?ってなんか、まさか、その道中にも妖怪がでるの?」
「ええ、でるわね。私は人里に住んでないから同行はできないから……
「えっ!じゃあどうすればいいのさ!まさか一人で頑張ってと!?ここまできてそれはひどいよ!僕に 死ねっていうの!?」
……私の知り合いに頼んであげようと思っていたんだけれど、どうしようかしら。」
「すみませんでした妹紅さんどうか哀れな子羊の命をお救いください。」
全力の懇願。妹を本気でキレさせてしまったとき以来だ。
「ま、いいわ。会った次の日に死なれても嫌だし。ただ、今日は無理よ?時間が時間だし、
あなたも宿で休みたいでしょう?」
「うん、そうしてくれるとすごくうれ
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