決戦への準備
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過ぎて騙されてたが。
「あっはっは!! こりゃあ、あたしら完全に嵌められちゃったねえシンジ!!」
慎二の後ろでは、サーヴァントも笑いを隠さずにいた。いやあの、あなたは騙された側の主人のサーヴァントですよね……?
「お、覚えてろよお前ら!絶対に許さないからな!!」
慎二は顔を真っ赤にして逃げるように走り去った。姿が見えなくなり俺はアーチャーにいう。
「なんで、俺に一言も相談せずにあんなことするんだよ」
「敵を欺くにはまずは味方からというだろ。それに凛は気づいてたようだが?」
遠坂の方を見てみると、後ろから見てもクスクスと笑っているのがわかる。気づいてたから、あんなセリフを言ったのか。パートナーでなくても、わかりあっている二人に少しだけ、なんか悔しいな。
「なかなか、面白かったわよ。それじゃ、私もう行くから。さようなら」
そんな俺とは対象的に遠坂は飄々した態度で去っていった。
「それにしても貴様のあの態度。思い出すだけでも………くくくっ」
先ほどの俺の慌てようを思い出したのか、肩を震わせて笑いをこらえるアーチャー。その態度に少しカチンときた。
「いい大人が人の失敗笑ってんじゃねぇよ。何が、子分にしてくれだこのヘタレ!」
「なんだと!?貴様、もう一度言ってみろ!」
「何度でも言ってやるさ、この小心者!」
「言ったな貴様!」
「言ったぞ馬鹿野郎!」
俺とアーチャーを口論を続けたが、不毛な争いになりそうなのですぐに切り上げて、図書室に入った。図書室に入り、歴史の本がおいてある本棚で慎二の言っていたキーワードを調べてみる。
【無敵艦隊】
大航海時代におけるスペイン海軍の異名。千トン級以上の大型艦100隻以上を主軸とし、合計6万5千人からなる英国征服艦隊。スペインを「太陽の沈まぬ王国」と謳わしめた、無敵の艦隊である
【悪魔】
英国征服をしようとしたスペイン無敵艦隊との決戦において、「火船」と呼ばれる、火のついた船を敵艦隊に送り込むという海賊らしい戦法を使う。
その策のおかげで、無敵艦隊を英国へ上陸させることなく大敗させ、スペイン帝国を事実上瓦解させた。
上記のようなことがあり、悪魔とは、「太陽の沈まぬ帝国」を歴史の盟主から引き摺り下ろしに大きく貢献した英国艦隊の副司令官にたいして、スペイン人がつけた異名である。
以上が慎二の言っていたキーワードの情報である。ここから、連想される人物は一人しかいない。
彼女は、イギリス人として始めて、世界一周をしたフランシス・ドレイクで、船乗りであるからクラスはライダーと言ったところかな。
伝承とは違い、女性だとは驚いた。
『しかし、我々は、伝承と性別が、違う人物と縁が
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