第十九話
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黄巾軍と戦うしない。んで、連合軍は一万を森へ配備して残りは廃城の正面へ布陣する。そして夜中に森からの部隊が廃城の食料庫を火矢で焼き、その混乱中に一万が廃城へ突撃して乱戦にさせる。更に城門を開いて、待機していた七万六千の部隊も廃城に突撃して黄巾軍を一網打尽。どうですか?」
「……中々の案ね。他には?」
曹操が皆に聞く。
「その一万の部隊は誰が出すんだ?」
ここで劉備と共に義勇軍を率いている北郷一刀が口を開いた。(てかいたんだ……)
「なら妾が出すのじゃ」
美羽が言う。
「私の部隊からも出すわ」
「私からも出そう」
曹操と孫堅も頷いた。
「んじゃぁ王双の案でやるわ。これで解散や」
霞の言葉と共に軍儀は終了した。
―――自分の天幕―――
「……よし」
あれから自分の天幕に戻り、出撃の準備をしていた。
俺も一万の奇襲部隊に行くからな。
「隊長。曹操殿が隊長に面会したいと言っています」
「曹操が?」
凪が天幕に入ってきた。
てか来ないでほしいよ曹操。
「……会わないとあかんな……」
俺は溜め息を吐いて天幕を出た。
―――陣営前―――
陣営前に曹操と夏侯惇、夏侯淵がいた。
「久しぶりね曹徳……今は王双かしら?」
「あの……曹徳とは誰ですか?」
「……何、嘘を言っているのかしら?」
「いや自分は王双なんですが………」
はぐらかす。もうはぐらかすしか無いよ。(滝汗)
「えぇいッ!! 何故、華琳様に何を嘘をつくんだ曹徳ッ!!」
夏侯惇がキレた。
「だから自分は曹徳とやらではありませんよ」
「では曹徳では無いという証拠があるのかし ら?」
「ほぅ。どんな証拠ですか?」
曹操が俺の右肩を指差す。
「曹徳の後ろの右肩には傷が付いているはず よ。私との試合で曹徳は右肩を負傷したから ね」
……確かに右肩に傷があるな。
てかあれは試合だったのか?
曹操は武器持ちで俺は木刀だったはずなんだが……。
「まぁいいでしょう。見たければどうぞ」
俺は上の衣服を脱いで後ろを振り向いた。
「「「ッ!?」」」
「どうですか? 背中や肩は傷があるので曹操殿が申した傷はどれですかな?」
背中などには山賊や盗賊などの戦いで何箇所か傷を負ったりしていた。
曹操が指摘した右肩の傷はあるけど、曹操自身もどれが自分が負わせた傷か分からないからな。
「………どうやら私の勘違いだったようね」
「でしょう?」
「話は代えるわ。王双、私のところに来ないかしら?」
「お断
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