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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
決戦 後
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しかし、先程ゼストが言ったことが彼女の背中を押す。
「旦那には好きなように生きろって言われた。だから、アンタと行くよシグナム」
シグナムはそれに頷くと、彼女に手を伸ばす。アギトもそれに答え、シグナムの手に自らの手を置いた。
同時に二人を魔力が包み込み、アギトはシグナムの胸へと吸い込まれるように吸収された。
魔力が晴れると、アギトとユニゾンが完了したシグナムが悠然とそこに佇んでいた。ユニゾンの影響か、シグナムの髪の色はピンクから薄いオレンジ色へ変色し、バリアジャケットの上半身部分も装甲がなくなり薄い内着だけになっている。
……これは。
内心でシグナムはアギトとのユニゾンが完璧であることに驚いた。だが、すぐに彼女は走り出す。
「アギト、早速で悪いが一気に行くぞ!」
『ああ! どんと来いシグナム!!』
アギトの返答を聞いたシグナムは小さく笑うと、窓を切り裂き一気に飛び出した。
ユニゾンしたシグナムの姿が窓から確認できたゼストは、僅かに口角を上げると、
「……この世界を頼んだぞ。シグナム、アギト……」
最後にそういい残すと、ゼストは眠るように目を閉じ息を引き取った。
「ハァ……ハァ……。くっそ! 硬すぎだろこの駆動炉!!」
そう毒づくヴィータであるが、彼女は既に満身創痍であり頭部からの出血も含め、体のいたるところから出血していた。
迫るガジェットをすべて破壊し駆動炉にたどり着いたはいい物の、駆動炉の自己防衛システムやガジェットとの戦闘で疲弊したヴィータは限界を迎えようとしていた。
握っているグラーフアイゼンのフレームにも傷があり、戦闘の凄まじさが伺える。
すると、駆動炉の自己防衛システムがまた動き出しヴィータに狙いを定める。
「この自己防衛システムも駆動炉ぶっ潰さなきゃいくらぶっ壊しても無駄ってわけかよ……上等だ」
ヴィータは歯を食い縛ると同時に飛び上がり、ツェアシュテールングスフォルムへ変化させたグラーフアイゼンを思い切り振り下ろす。
「どりゃあああああああああ!!!!」
気合の咆哮を上げ駆動炉にフォルムの、ドリル部分を叩き付ける。駆動炉とグラーフアイゼンが衝突し火花を散らすが、駆動炉にダメージは見られない。
それよりも、グラーフアイゼンの方がダメージが大きいのか、ドリルの部分のヒビは大きくなった。
「くっ!!」
それに気付いたヴィータは苦い顔をするが、その瞬間、自己防衛システムが光学兵器での攻撃を行った。
爆炎が辺りに舞い、ヴィータの姿を一瞬見えなくするが、彼女は肩で息をしながら何とか先程までいた場所へ降り立つ。
先程の光学兵器の攻撃によりダ
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