スーパーロボット大戦OG外伝
0573話
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ろう?」
「ええ。その件もあってね。今考えているプランが上手く行けば……ちょっと凄い事になるかもしれないわよ?」
艶然とした笑みを浮かべるレモン。どうやら、既にその頭の中ではニーズヘッグの改修プランが進んでいるらしい。どんな状態になるのかは分からないが、ただでさえ1機で戦術どころか戦略すら引っ繰り返す力を持っているのに、どこまで強力になるのやら。
「話は分かった。……なら、ニーズヘッグも収納しておくか?」
ついでとばかりに尋ねるが、レモンは首を左右に振る。
「そっちは後でいいわ。今はニーズヘッグのデータを取っておきたいのよ。あれだけの戦いを繰り広げたんだから、そこから得られるデータはかなり貴重よ。実際、既に量産型Wにデータを取るように指示を出してあるしね」
そう言って、レモンの視線が向けられた方を見ると確かにそこでは量産型Wが20人近くニーズヘッグに群がっていた。
「さすがに仕事が早いな」
「ええ、これでもシャドウミラーの技術班を率いているんだもの」
レモンの言葉に笑みを浮かべ、そのまま格納庫を見回し……アステリオンAXへと視線を止める。
「そう言えば、あのパイロットはどうしたんだ?」
「え? あぁ、スレイのお友達2人ね。さすがに今のシロガネを自由に行き来させる訳にもいかないから、来客用の部屋で待機して貰っているわ。もちろんスレイも一緒にね」
「……そうか」
スレイが嫌っていたアイビスと、庇われた事で多少は和解してくれているといいだが。
「アクセル! マリューが呼んでいるぞ。シャドウミラーは全員ブリッジに集合だ!」
少し離れた場所でヴァルシオン改の上半身を運んでいたラピエサージュから、コーネリアの声が聞こえて来る。
「ああ。分かった。すぐに行く」
あの切り口から考えると、トリニティゲインかヴァイサーガの仕業だろうな。
そう考えつつ、レモンに言われたようにバリオン創出ヘイロウ、ネオ・グランゾンの胸部、ヴァルシオン改の残骸やパーツといったものを空間倉庫に収納してシロガネのブリッジへと向かうのだった。
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