双子の上か下を決めるのは難しい
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様に巨大な頭を縦に振った。
『そうか、確か同時に生まれた生物を双子と言うんだったか?』
「なんかちょっと違う気がするけどそうだね。姉妹?それとも兄弟?」
『ふむ、私に性別の概念は無いがお前は雌の姿をしているな』
「雌って言わないで女性って言って欲しかったなぁ。まぁ、そうだね今は女の姿をしてるね」
『そうか、それじゃあ私も女という事にもしよう』
話はそこでまとまりを見せると思われたが、会話はその先へ向かった。
「じゃあ、どちらが姉なんだろうねぇ」
『私に決まっているだろう。私の方が大きいからな』
「はい?何言ってんの私が姉でしょう。生物は皆恐怖を抱く、なぜなら生きてゆく為にかならず必要なものだから。夢より恐怖の方が抱くの絶対早いね。全く怖いこと言うなぁ」
『夢の方が早いぞ、夢なんて生物が生まれた瞬間から見るものだだから私が姉だ』
「いーや、恐怖だね」
『いや、夢だ』
そう言って二人は姉を決める為に口論を続けた。まぁ、実際二人は離れたところで生まれた為に同じ日に生まれたがどちらが早かったはわからない。
そこでドラゴンはあることを思いついた。
『そうだ、戦えばいい』
「はい?突然どうしたの?いきなり怖いなぁ」
『戦かって強かった方が姉って事で良くないか』
「まぁ、わかりやすいね。でも、別に強い方が姉って訳じゃなくない?」
『じゃあそれ以外に私たちのどちらが姉か決められる方法はあるのか?』
「…………ないねぇ」
『まぁ、私がただ戦いたかっただけだが』
「えっ、もしかして貴女って戦闘狂?」
『戦闘狂とはなんだ?私はただこの力を使いたいだけだ』
「怖いなぁ。それって戦闘狂よりも達が悪い」
『冗談だ。暇だからなここは泳いでいることしかできない。まぁ、泳ぐ事は気に入っていたがな。お前が来てから考えていた二人在れば何かできると。そこで姉妹の姉を決められ、二人で出来るまさに理にかなっている』
「笑えない冗談だね。まぁ、私は孤独に恐怖を感じていただけだからあんまり暇とかは関係ないけど、どちらが姉かはっきりさせられる事はいい事だと思うよ」
『そうか、ではやろうか』
「そうだね、やろうか。怖いなぁ身体が震えるなぁ」
そこまで言うと戦いが始まってもいないないのに二人の力が激突していた。
『フハハ、これは楽しそうだ』
「ヒィィ、怖い怖い」
『「では(じゃあ)、行くぞ(よ)」』
そう言って初めに動いたのは少女だった。
「先行はもらうねぇ『ヴァジュラ』」
少女は口を大きく開きヴァジュラを出してドラゴンに向け極大のレーザーを放つ
『ほう、ならば私も』
ドラゴンはそれをブレスで
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