7話:都市伝説
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悪と戦うヒーローか……ロマンだな」
お前もいらんこと言うな! この脱ぎ女!!
まぁそんなこんなと時間を潰し……
「さて、私はこれにて失礼しようかと思う」
「え、もうですか?」
「あぁ、十分楽しんだ。それに研究の方が急ぎだったりするからな。ここに長居はできんよ」
「………」
この人、一応研究者だからな。黒のスーツだが、なんかだらしがない。
脱ぎ女はそう言って飲みかけの紅茶を……零しやがった。
「あっ」
という美琴の声。
脱ぎ女のスカートが染入ってしまったかもしれんな。
「ふむ、最後の最後でやらかしたか……」
と、自分のことなのに反応の悪い。
「どれ、仕方が無い」
と言って最後の最後にありがとう。
この女、脱ぎ女だ。オレはそれを知っていた。
でも、奴を止めることができなかった。
オレが男だというか、それ以前にここが喫茶店内ということも分かってないかのように、普通にスカートを脱ぎやがった……
本当にありがとうございます。
「ちょ、いきなり脱ぐなっ!!」
美琴が素早く脱ぎ女にツッコみ、
「アンタも何ガン見してんのよ!」
オレの視界が塞がれた。
「あぁ、もっと見たかった!!」
「なんですって!??」
あ、心の声が口に出てしまった……
「こ、近簿さん……」
「さすが犯罪者予備軍ですの」
「で、でも、言いたい事を素直に言える、そうポジティブシンキングしたら近簿さんも、た、たぶんカッコいいですよ??」
佐天さんは疑問系。
「ふむ、しかし君も男の子だ仕方が無いさ。しかし、パンストまで被害が及んだか……もう下は全部脱ごうか」
「だから脱ぐなっつってんでしょ!!」
「「「「………」」」」
……もうやだ。
まぁ、そんなこんなとありまして、喫茶店を出て脱ぎ女と別れたオレ達は予定通りにデパートまでいってグズるオレを中学生四人が説得してはキッズコーナーに連行されては……
警報がなって、事件にまた巻き込まれるのであった。
レールガンのアニメはあんまり見てないんだよなー………
例、レベルアッパー事件。ぬいぐるみ爆弾のやつだ。
それで風紀委員でもある初春さんが犯人に狙われたりするんだけど、オレはどうすることもできなかった。
初春さんを助けたヒーローはオレではない他の誰かで、たまたま偶然居合わせたツンツン頭の少年だったり、別にいつも通りの活躍で語ることは少ないだろう。
でも、最後にこれだけは言っておくよ。
カミやん、ありがとな……そのままフラグを回収してくれ。
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