第三話 怪人と炎その一
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だというのだ。
「それが誰かはわからないけれど」
「わからないって」
「僕は偶然ね。三ヶ月前にあの怪人を見たんだよ」
何かを隠しているがそれは二人に悟られない様にしてだ、智和は淡々とした口調で話していく。そのうえでの話だ。
「その怪人、僕はそう呼んでいるけれどね」
「怪人を何処で見たんだよ」
「夜ね、駅前の商店街の裏で」
そこでだというのだ。
「その怪人は蜘蛛に似ていたよ」
「あたしの前に出て来たのはカマキリだったけれどな」
「僕が最初に見た怪人は蜘蛛だったんだ」
そうだったというのだ。
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