第29話 第二次グリニア星域会戦
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た事と、銀河帝国軍のヴァーゲンザイル上級大将が最前線から外されたことぐらいであろうか。
しかし、戦略的に何の意味も齎さなかったこの会戦も政略的に考えれば時の政府――政権にとって十分有意義だったと言える。
そのため、ルフェール政府は第二次グリニア星域会戦の勝利を強調した。
実質は痛み分けに等しい形で会ったが、彼らにとってはどうでもよい事柄でしかない。
そんな政治的事情から、ゲイム大将とニトラス大将は揃って元帥へ昇進。
また、第三、第五、第七の3人の艦隊司令官も『グリニアの英雄』としてマスコミにクローズアップされ、第一艦隊の司令官に就任していたアルベイン中将と合わせて『ルフェール艦隊の四大提督』などと称されるようになった。
この結果、あまり有能とは言えないこの政権は支持率を回復し、もうしばらく続くこととなる。
反対に、銀河帝国では左遷されたヴァーゲンザイル上級大将に代わってシュナイダー上級大将がティオジア方面軍に配属された。
果たして、真の敗者はどちらであったのだろうか………。
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