TURN139 銀河の真実その九
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「そうなるのかよ」
「悪いがな」
「潜水艦がなしなんてな」
「巨大潜水艦というものはだ」
レーティアが田中に話す。
「どうしてもだ」
「ないってのかよ」
「潜水艦は隠密性が重要だ」
だから小型なのだ、潜水艦は見つかってしまえばもうただの脆い的でしかない。そのことは発明者であるレーティアが最もよく知っていることだ。
「だからだ」
「無理かよ」
「大怪獣を一隻で倒せるだけの艦だぞ」
レーティアは田中にこのことから言う。
「それを潜水艦で出来るか」
「いや、それはな」
「無理だな、だから御前はだ」
「チェリノブにいろっていうんだな」
「若し大怪獣を沈められるだけの装備を収められるだけの巨大さで隠密性を維持出来る潜水艦があれば別だが」
そうした潜水艦があれば田中も参戦出来るというのだ、最後の戦いに。
「残念だがそれは不可能だ」
「ちっ、そうかよ」
「安心しろ、私達は必ず勝つ」
レーティアは田中にこのことを約束した。
「待っていてもらう」
「じゃあ今はか」
「うむ、それではな」
こうして田中の参戦は見送られた、流石に今回はどうしようもないと思われた。
十一隻の超戦艦と八隻の超空母の開発、製造はすぐにはじまった。その設計図はレーティアが瞬く間に完成させた。
レーティアは東郷と柴神にそのそれぞれの艦の設計図を見せた、二人はその設計図達を見て感嘆の言葉を漏らした。
「素晴らしい艦だな」
「うむ、そうだな」
柴神は東郷のその言葉に応えて頷いた。
「これだけの艦艇ならな」
「大怪獣にも勝てる」
まさに一撃で吹き飛ばせるというのだ、大怪獣ですら。
「艦載機の数もビーム、ミサイルの威力も半端じゃない」
「いける」
「そしてだ」
レーティアは東郷達にさらに話した。
「それで倒せなくともだ」
「鉄鋼弾が」
「それも備えさせたか」
「日本軍の水雷駆逐艦を見て装備を決めた」
日本軍の誇る酸素魚雷と高い索敵能力、機動力を誇る艦艇だ。日本軍の隠れた決戦兵器と言っていい。
「あの酸素魚雷なら若し撃ち漏らしてもだ」
「止めを刺せる」
「だからか」
「そうだ、二段攻撃だ」
超戦艦も超空母もだというのだ。
「そうして奴等を必ず倒すべきだ、それと」
「うむ、しかもだな」
「各鑑にか」
「バリアも装備させた」
それもだというのだ。
「大怪獣やイモムシ共の攻撃はビームだな」
「それで攻撃してくる」
柴神もその通りだとだ、レーティアに答える。
「かなりの威力だ」
「だからだ、バリアでだ」
「ダメージを軽減させるか」
「それもただのバリアではない」
並のs営農ではないというのだ。
「ハニワ族の艦艇やハニワ族自身を参考にしただ」
「あれだけの威力のバリア
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