暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep20ウソつきな仮面〜Mask of lie〜
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語になったレヴィがなのはとシャルロッテから視線を逸らしつつそう言った。フェイトの袖を引っ張って、もう1度「お邪魔虫は退散しましょう」と言った。なのはとシャルロッテはどういうことか判らず、今の自分たちの現状を見た。
4:瞳は涙に潤んで、頬を赤くした、少し制服が乱れている(転倒時に)なのは。
3:そんななのはと同様に衣服に少し乱れのある(転倒&抱き着き攻撃時)シャルロッテ。
2:そんな2人が静かで誰も居ない部屋(なのはの部屋だから当然)で抱き締め合っている。
1:そして2人の顔はとても近い。すごく近い。それはもう近い。どうしようもなく近い。
0:それはつまり、見ようによっては・・・キス1歩手前。
そこまで思考が行き着いたなのはの顔がボンッと一気に真っ赤になる。対するシャルロッテは「あははは」と笑い声を漏らしていた。
「なのは。その、恋愛は人それぞれだから。私は気にしないよ?」
「ご、誤解だよぉぉぉぉぉッ!」
なのはは視界から消えていくフェイトとレヴィを追いかけようとした。しかしその時、背後から嗚咽が聞こえたことで、なのはは2人を追いかけることなく、背後に居るであろうシャルロッテへと振り向いた。なのはの視界に映ったのは、両の手の甲で涙の零れる目を何度も擦って涙を拭い去ろうとしているシャルロッテだった。
「シャルちゃん・・・?」
「また逢えて良かったよぉ・・・! なのは! なのは! なのはぁ!」
今度はシャルロッテが子供のように泣き出した。なのはは、先程のシャルロッテのように優しく彼女を抱き締め、頭を撫で続けた。
「シャルちゃんだって、泣き虫だよ・・・」
・―・―・―・―・―・
「やっぱりシャルは忘れていたフリをしていたんだね」
“ヴォルフラム”から“特務六課”のオフィスへと戻る廊下を歩きながらフェイトがそう言う。レヴィも「そうだね」と返しながらフェイトの隣を歩く。
「これでルシリオンのことも判る」
「あ、うん。たぶんこの事件の解決は早いよ。シャルが私たちにもたらしてくれる情報は、きっとテスタメント打倒に必要なものばかりのはずだから」
「魔族、か」
オーレリアでシャルロッテが口にした“魔族”という単語を、レヴィも改めて口にした。
・―・―・―・―・―・
「――というわけで、ごめんなさい。みんなのことを忘れていると嘘ついてました」
“特務六課”の前線メンバーが集まった会議室で、シャルロッテはメンバー全員に頭を下げた。彼女ははやてに全てを説明し、嘘を吐いていたことを謝る機会が欲しいと頼んだのだ。
「ったく、人騒がせだよなお前。どれだけあたしらを悲しませりゃいいんだよ」
ヴィータは頬杖をつき、シャルロッテとは別の場所を見なが
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