暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep20ウソつきな仮面〜Mask of lie〜
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記憶まで書き換えられているようなんです」

「マジで!? うわぁ、それだったらシャルも黙ってないというわけか」

セレスはエリオの話に「なるほどね〜」と納得したように何度も頷く。

「まぁ、あたしはここでリタイアだけど、自宅から応援してるから♪ まったねぇ〜☆」

セレスは手を振りながら、本当に調子が悪いのか判らないほど元気な様子でフェイト達の視界から消えていった。

「っと、私もシャルのところに行かないと・・・!」

フェイトもまた“ヴォルフラム”に向かおうとする。そんなフェイトにレヴィが「わたしも一緒に行っていい?」と尋ねた。

「え? あ、うん。いいよ、一緒に行こう!」

「うん!」

・―・―・―・―・―・

“ヴォルフラム”の居住区に用意されたなのはの部屋に、部屋の主であるなのはと居候となるシャルロッテの2人が居た。

「あ、そうだ。シャルロッテさん、これ・・・」

なのはが右手の中指にはめていた指環をそっと外し、シャルロッテへ差し出した。シャルロッテは「私、そっちの気は無いんだけど」と若干引き気味で後ずさった。

「っ! ち、違うよ! そうじゃなくて! コレは元々シャルロッテさんのものだから!」

なのはは頬を紅潮させながら怒鳴るように反論。シャルロッテは「冗談だから本気にしない」と言って、デバイス“トロイメライ”の指環を受け取った。

「少し待っててください。何か飲み物を持って来ますから」

なのははシャルロッテを残して部屋を後にした。

「はぁ〜(シャルちゃんとまた逢えたのは嬉しいけど、また始めから仲良くなるしかないのかなぁ)・・・はぁ〜」

自室を後にしたなのはは肩を落としながら溜息を何度も吐いた。

「あ、なに飲むか聞いておいた方が良いかな・・・」

そう思いたったなのはは来た道を戻り、自室の前へと戻ってきた。そして扉が音もなく開き、なのははシャルロッテに声を掛けようとした。が、声が出ることはなかった。

「久しぶり、トロイメライ。元気だった? ていうか、デバイスに元気だった、なんておかしいか」

なのはは絶句し両手で口を覆う。シャルロッテは確かに指環に向けて、“トロイメライ”と名を呼んだからだ。何せなのははシャルロッテに指環(デバイス)の名前、“トロイメライ”を教えていない。シャルロッテはなのはが戻ってきたことに気付かないのか“トロイメライ”との会話を続ける。

≪我らのことをお忘れではなかったのですか、マイスター≫

「・・・忘れるわけないよ。だってなのは達は私の親友だよ。それに、別れる前に約束したんだ。絶対に忘れない、って。だから何十、何百、何千、何万とどれだけ時間が経とうと、私はなのは達を忘れない・・・」

≪では何故、御親友の方
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