暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep20ウソつきな仮面〜Mask of lie〜
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ャルロッテは2人の提案を呑み、自身の存在の調整完了とはやて達の答えが出るまでの時間をどう過ごすか考える。するとなのはが「あの、良かったら私の部屋で・・・」少し遠慮気味にシャルロッテへ提案した。それからはやてに「それでもいいかな? はやてちゃん」と許可を取ろうとした。

「・・・まぁええやろ。とその前に、シャルロッテさん、最後に1つええやろか?」

「どうぞ」

「テスタメントとは・・・ルシル君とはホンマに仲間とちゃうんやね?」

「今回のルシリオンとは仲間じゃないわ。今の彼は・・・まぁ、その話はどうでもいいわ」

(それが一番聞きたいことなのに・・・・)

シャルロッテの、ルシリオンがどうでもいい発言に、フェイトが人知れずガクリと肩を落とした。

「そうか。信じるからな」

「ええ、信じてもらって損はないわ、絶対に」

シャルロッテは立ち上がり、右手を胸に添えてハッキリと告げた。

「うん。それじゃしばらく一緒するんやから、ここに居るメンバーの紹介をするな」

はやてはそれに頷き、シャルロッテに六課メンバーを紹介する。六課メンバーを紹介されている間、シャルロッテはしっかりとそれぞれの顔と見ていた。誰にも知られないようにどこか懐かしげな表情をしながら。

・―・―・―・―・―・

“特務六課”のメンバー紹介が終わり解散した後、シャルロッテを“ヴォルフラム”の居住区に案内しているなのはと、休憩に入っているスバルら前線組とレヴィを除くメンバーは、オフィスへと戻ってきてから、各々の席でそれぞれ思考に耽っていた。
はやては今回のオーレリアでの戦闘、そしてアムストル社の“テスタメント”関与の疑いに関する報告書を作成しつつ、度々頬杖をつきながらシグナム達から聞いたリインフォースの本心を何度も頭の中で反復していた。

“テスタメント”側から護る、という裏切りの危険行為をリインフォースはしている。それがはやてを嬉しく思わせ、また心配事の種だった。バレればそれでどうなるか想像は硬くない。死、その一点だと思うと、はやては身体の震えが止まらない。

(リインフォース、頼むから無茶だけはせんといて・・・)

「はやてちゃん。良かったですね、リインフォースがリイン達と敵対する理由が、リイン達のことを想ってくれてのことだったなんて」

「リイン・・・そやな。そやけど、やっぱり危ないことや。無茶だけは絶対にせんでほしい。生きているからこその今の関係やからな」

リインフォースUの淹れてきたお茶を口に含みながら、はやてはリインフォースのことを想った。
フェイトもまた自分の席で思考に耽っている。ルシリオンの確かな現状を知るであろうシャルロッテですら自分たちのことを憶えていない。
しかも3千年という時間が経過していたこ
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