暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep20ウソつきな仮面〜Mask of lie〜
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と言った風に右手で顔を覆った。そしてシャルロッテを覆い隠す真紅の閃光が会議室をも照らし出す。メンバーは眩しさから目を逸らした。真紅の閃光が晴れたと同時に聞こえてくる声。

「助け求める声あればすぐさま直行! どんなお悩みもドンと来ぉい♪ 愛刀トロイメライでスパッと(斬り殺して)見事に解決する謎の美少女☆ その名は、美少女魔法剣士☆リリカルシャルロッテ? ここに推・参!!」

ドォーーーン!!という効果音と共に、赤紫色のゴスロリ――ウサ耳&ウサ尾付き――に身を包んだシャルロッテが、ポーズ付き&ものすごい笑顔を振りまきながら登場。そんな彼女の周辺にいくつもの小さな花火が咲く。その光景に絶句する六課メンバー。ヴィータもそんなシャルロッテの姿に怒りを忘れ呆然としている。ただレヴィだけが両手で顔を覆ったまま、人知れず必死に笑いを堪えていた。

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

会議室に痛い静寂が流れる。

≪特別モデルの騎士甲冑の生成完了≫

“トロイメライ”が告げた。その瞬間、シャルロッテが「なんじゃこりゃぁぁぁぁッ!!」と咆えた。

「なにっ、今の恥ずかしいセリフ!? ていうか、誰が私の騎士甲冑を変更しやがった!?ていうか、美少女魔法剣士って痛すぎ!! ていうか、ゴスロリだけでも十分だっていうのに!!」

会議室を包んでいた静寂が六課メンバーの笑い声で吹き飛んでいく。頭に生えた白いウサ耳を取ろうとするシャルロッテの顔が真っ赤になっていく。

「なのは! これはどういうこと!? 嘘ついてた私が言うのも何だけど、親友の証をいじったのはなのは!?」

「親友の証、っていうよりかは形見じゃね」

「ヴィータ、シャァラッッップッ!」

「ち、違うよ! 私は知らないよ!」

ものすごい剣幕のシャルロッテに、なのははたじろぎながらも何も知らないことを伝えると、「それじゃあ誰!? マリエルさんとか!?」とシャルロッテがさらに咆える。

「あ、そう言えば、レヴィとルーテシアが1度トロイメライを貸してくれってことがあったよ」

なのはのその言葉にシャルロッテがグルリと首を回して、笑いを堪えているレヴィを見た。

「お、おおお、おおおおお前かぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

「っ! は、話を聞いてシャルロッテ! こ、これには訳が――」

「問答無用じゃぁぁぁぁぁぁッ!!」

“トロイメライ”を振り回し、逃げるレヴィを追うゴスロリシャルロッテ。

「わぁぁぁぁぁ! アカンよシャルちゃん! 暴れたらアカン!!」

「フライハイトが戻ってきたらすぐこの騒ぎか」

「でもこの感じ、わたしは好きですよ」

「あはは・・
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