暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep19再臨せし紅翼の剣騎士 〜Charlotte Freiheit〜
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レヴィとヴィータとシグナムの3人は縦穴より出、空にてカルド隊を迎撃するために臨戦態勢に入った。

『わたしがアイツらの甲冑を砕きますから、生身が露出したら2人は・・・!』

レヴィは念話で、ヴィータとシグナム、ユニゾンしているリインフォースUとアギトに、作戦とも言えない力押しの打開策を提示。ヴィータは『判りやすいな!』と返し、シグナムは『判った、頼んだぞ』と返す。リインとアギトは『了解!』敬礼をした。

「このままヴォルケンリッターとレヴィ・アルピーノを撃墜するぞ!!」

「「了解!!」」

カルド隊の3人が手にする大剣に燻る闇色の炎が噴き上がる。レヴィをこの場に限り優先目標として、3人は彼女へと一直線に突撃していく。レヴィは真下から突撃してくるカルド隊の纏う甲冑を破壊するため・・・

「これでも喰ら――」

神秘の内包された砲撃を放とうとした。が、そこに乱入者が舞い降りた。レヴィ達の頭上に現れた乱入者、アクアブルーの長髪、アザレアピンクの双眸、真紅の両翼を生やし、桜色の長刀を携えた、まるで戦の天使のような姿の女性が「退きなさい、そこの子」とレヴィに向かってそう言い、カルド隊へと突撃していく。

「「「な・・・っ!?」」」

その特徴的な乱入者が誰なのか一瞬で判ったレヴィ達は驚愕に目を見開き、一切の動きを止めた。「新手か!」とカルドが乱入者の姿に多少困惑するが、彼はすぐさま「構うな、撃墜しろ!!」と、カルド・イスキエルドとカルド・デレチョへ命令する。2人はヴォルケンリッターでもなく管理局でもないその乱入者の撃墜命令に対し、少し逡巡したが「了解」と返答した。

「止まらないわけね」

乱入者はカルド隊が勢いを止めずに向かってくることに呆れを表した。そして手にする桜色の長刀を、目にも止まらぬ速度でカルド隊に叩きつけた。バキンッ!と音を立てて漆黒の甲冑の腹部付近が粉砕、カルド隊はその衝撃に出て来たばかりの縦穴へと墜落していった。

「まったく。何を考えているわけ? この現代に“魔族”を、しかも幻想一属を引っ張りだすなんて」

乱入者の女性は縦穴に居る“テスタメント”幹部たちに聞こえるように声を出す。それからゆっくりと縦穴内へと降下していき、コツッと静かに地面へと降り立った。なのは達はその乱入者の姿を見て、レヴィ達と同様に驚愕に目を見開く。そしてなのはは無意識にその乱入者たる女性の名を口にした。

「シャル・・・ちゃん・・・?」

シャルちゃん。5年前、ルシリオンと同様にこの世界を去っていった親友シャルロッテ・フライハイトの愛称だ。正しく乱入者はシャルロッテ・フライハイトだった。
なのは達は突然のシャルロッテとの再会に戸惑い、そして次第に嬉しさが心の底から湧き上がっていた。なのははシャルロッテへと駆け寄ろ
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